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第12回「鎌倉幕府を超えたウォン。通貨危機の恐怖再び。ブラックフライデー」

第12回「鎌倉幕府を超えたウォン。通貨危機の恐怖再び。ブラックフライデー」

配信日:2011年9月25日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)第12回目の内容は急きょ予定を変更して、16日に1112,4ウォンだったウォンが23日で、11943.4ウォンと100ウォン近く下落し たウォンの動き、そして、アメリカのダウが急激に下がる中、KOSPIは1700割れに起きている市場を振り返る。

この1週間の最後(23日)は韓国経済にとって、ブラックフライデーという名前が付くほどの急激なウォン安と株安が進行した。では、今週の市場の数値と記事のチャートを貼っておく。

今週の動き(まとめ)

     KOSPI   ウォン   KOSDAQ  外国人(単位はウォン)

19日  1820.94  1136.24  462.84     49億
20日  1839.97  1148.5  470.11   -1,847億
21日  1854.28  1149.8  477.51    2650億
22日  1800.55  1179.5  471.41   -3068億
23日  1697.44  1193.4  446.51   -6761億

記事のチャート

19日の韓国市場→20日の韓国市場→21日の韓国市場→FTの警告→22日の韓国市場→23日の韓国市場前半→輸出企業に協力を要請→23日の韓国市場後半(ブラックフライデー)

19日の韓国市場

日本は敬老感謝の日で日経そのものは動いてない19日のことだ。この日はウォンもKOSPIも暴落が予想できる二つのニュースがあった。まずはその二つを紹介しよう。

>[ニューヨーク 16日 ロイター] 16日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが下落した。欧州当局者の対応はユーロ圏債務危機の解決に不十分との 見方から売りが優勢となった。欧州中央銀行(ECB)など日米欧主要中銀が15日にドル資金供給で協調す方針を示したことでユーロ買いに弾みがついたが、 この日はギリシャのデフォルト(債務不履行)をめぐる懸念に再び焦点が当たった。<

ユーロ下落、ギリシャデフォルト懸念根強い=NY外為市場 | Reuters

>資産1兆ウォン以上の中大手貯蓄銀行4行を含め、7つの貯蓄銀行が18日正午から営業停止となった。対象 となったのは、トマト、第一(チェイル)、プライム、第一2、エース、テヨン、パランセ貯蓄銀行(資産総額順)。金融委員会は18日、臨時会議を開き、国 際決済銀行(IBS)基準の自己資本比率が5%未満だったり、負債が資産を上回り、経営状態を見直さなければならない13貯蓄銀行の経営改善計画について 検討した結果、トマトなど、7つの貯蓄銀行を「放漫経営金融機関」に指定し、同日から6ヵ月間、営業停止の措置を下したと明らかにした。<

7つの貯蓄銀行が営業停止 計3万3337人は一定の預金や投資金損失は避けられない)

この二つのニュースの通り、ウォンは
1136.4 +24、KOSPIは1820.94 -19.16と下がった。KOSDAQも462.84-5.00と下がっている。

>ソウル外為市場締め切り時刻ドル/円レートは76.91円、円/ウォン財政為替レートは100円=1,479.51Wを現わした。ユーロ/ドルの為替 レートは、1.3656ドルを記録した。外国人投資家は有価証券市場で49億W分の株式を純買い入れして、コスダック市場では3115億W分の株式を売り 越した。<

まあ、これだけの不安材料があれば上がることはない。年金やらで支えない限りは。そして、韓国政府が介入したというニュースが知らされる。

>[ソウル 20日 ロイター] 
ウォンの下落に歯止めが掛からない中で、韓国の当局者は最近のウォンの下げは行き過ぎと警告。当局は19日のニューヨーク市場の取引でドル売り介入を実施した。<

韓国経済、韓国ウォンが対ドルで9カ月ぶり安値、介入効果なく=ソウル市場

ロイターが報じているのでほぼ間違いない。政府は1150ウォン台までに止めたかったのだ。しかし、介入効果もほとんどなく、次の日、ウォン安はさらに加速する。

20日の韓国市場

ギリシャのデフォルト危機で、欧州全体の株価が下がりまくってる状態でユーロ安、ドル高が起きており、それに影響して、ドル高、ウォン安が加速している。今、アジア市場は欧州、アメリカなどから新興国への資金回収によって通貨が下がりまくっている。

このように朝からウォンは暴落し軽く昼間には1150ウォンを超えてしまう。管理人が思うウォンの適正レートは1100ウォン~1150ウォンぐらいである。つまり、ここからが本格的なウォン安の値となることに注目して欲しい。

ここから14時50分~ウォンの攻防戦(俗に言う江頭タイム)が見られるのではないかと管理人は思ったので、ブログで読者様に14時50分~の10分間の ウォンに注目して欲しいと述べた。そして、江頭タイムはやってきた。1150ウォンの攻防戦である。韓国政府にとって1150ウォンはこの日の防衛ライ ン。なんとしてでも防ぎたい。だが、売りの圧力は高まっている。

13時半頃に一気に5ウォン高に推移する凄まじいドル売り介入が行われた。だが、それも徐々に食われていく。最後の10分間は、禿と韓銀との一騎打ちである。韓銀砲がいくつもの発射されて、江頭タイムは大盛り上がりだった。

さて結果は、1148.5+12.01ウォンと韓銀大勝利だった。1150防衛ラインを死守したのだ。ちなみにこのようなラインを「マジノ線」という。本来のマジノ線とは第2次大戦中に作られたドイツとフランスの要塞線のことだ。KOSPIは1837.97+17.03と上がっていた。KOSPIは上昇したのにウォン安は進行。誰が買い支えたかは一目瞭然だった。外国人は売り逃げである。

とまあ、この二日だけでウォン安へと明らかに傾いているのがよくわかったのだが、まだまだウォン安はこれぐらいでは済まなかった。

21日の韓国市場

今日は非常に静かだった。何事もなくとは言わないが、ウォン安にも歯止めがきいており、KOSPIも上昇した。丸2日であれだけ下がったのだ。少し反発も来たようだ。これでも最安値は更新したのだが、1149.8ウォンとマジノ線を死守した。

21日を振り返れば、まさに嵐の前の静けさとしか言いようがなかった。マジノ線を死守したウォンだが、時間外ではあっさりと突破される事態となっていた。そして、FTがウォン安をさらに加速させる記事を出す。

FTの警告

>米国・ヨーロッパ発の悪材料があふれる中でその余波が新興国まで広がった。フィナンシャル・タイムズ(FT)は21日(現地時間) 「特に韓国が危険だ」と警告した。外国人投資家が輸出依存度が高い新興国も信じることができず手を引いているためだ。<

韓国経済「新興国の通貨価値が急落、特に韓国が危険だ」とフィナンシャル・タイムズ紙が警告

このような記事を出してしまえば、ウォン売りは一気に加速するのは言うまでもない。ウォンを看取っていた誰もが明日は激戦になると予感していた。そして、22日目の市場が開くのだった。

22日の韓国市場

スタートダッシュで1149.8ウォンだったウォンが、なんと1178ウォンまで急降下している。一気に30ウォン近くの暴落。まさに激戦が始まった。気がつけば、鎌倉幕府(1185年)の成立が目の前だった。

1150ウォンをあっさり突破された韓銀の新たな防衛ラインは1180ウォンだった。ここを死守すれば鎌倉幕府は成立しない。昼間にかけて、韓銀砲が飛び 交い、1173ウォンにまで落ちた。今日も韓銀大勝利か。江頭タイムはどうなるのか?こうして1180ウォンを超えるかに注目が集まった。

結果を言えば、韓銀の大勝利である。1179.5ウォン+29.7で取引を終えた。なんとか死守したわけだが、1150の防衛ラインは過去になってしまった。KOSPIも下がり、1800.55で終える。

なんとか死守した防衛ラインも時間外であっさり超えられる。鎌倉幕府が今週中に見られるのか。23日の市場に期待がかかる。

23日の韓国市場前半

開始早々のアッパー昇竜拳で(昇竜拳はストリートファイターのリュウが使う必殺技)朝からなんと1200ウォン超えである。鎌倉幕府なんてとっくに成立し ていた。だが、韓国政府は韓銀砲をフルに使い、介入で売り勢力を焼き払おうとする。そして、1182ウォンまで戻る。1180ウォンが防衛ラインだったわ けだが、その前に戻そうという大規模な介入だった。

だが、それでも続々と韓国に集結しつつある禿の集団がウォン売りを加速させる。市場にボタン連打があるとしたら、今日はまさにそんな感じだった。一瞬の油 断が命取りになるウォンの市場はあの当時、第2次韓国経済危機真っ最中であったウォン市場を彷彿させるかのように、韓国と禿の死闘が繰り広げられた。

だが、防衛ラインは悉く突破される。韓銀は急きょ防衛ラインを1195ウォンに指定する。韓国はここを突破されないように市場介入を決行する。だが、もう鎌倉幕府は成立は確定したようなものだった。すでに昼間には1192ウォンと昔の鎌倉幕府成立年代にも達していた。

ここで午後に興味深いニュースがもたらされる。韓銀は事態を重く見ているようで、輸出企業にドルの支援を要請したようだ。

輸出企業に協力を要請

>輸出大企業の外国為替市場安定に協力を要請 (ソウル=連合ニュース)ジョンジュンヨウンギムジュンオク記者=ウォンの対ドル相場が1200ウォン線を威嚇すると、外国為替当局がついに積極的な対応に転じた。

企画財政部と韓国銀行は23日午前7時30分のマクロ経済政策協議会を開き、外国為替市場の雪崩れ現象像を緩和するために必要な措置を取ると明らかにしたのに続き、ソウル外国為替市場の開場直後売り介入に乗り出した。

財政部はまた、この日の主な輸出大企業の財務担当役員との会合を開き、外国為替市場の安定に協力してほしいと要請するなど、市場安定のための行動を開始した。<

韓銀砲、郵便貯金砲、さらに企業砲への要請である。輸出企業は決済のためにドルを持っているため、協力を要請したわけだ。ええ?3000億ドルの外貨準備 高はどこいったんだ?まあ、実際、この経済危機はいつ終わるかなど誰にも予想できない。弾(ドル)は少しでも多いほうがいいわけだ。

為替レート1,200ウォンに肉迫。ドルの需給’非常…いよいよ、輸出企業に協力を求める韓国政府

23日の韓国市場後半(ブラックフライデー)

>欧州の財政危機の拡散とこれに伴うダブ ルディップ(2番底)に対する懸念の高まりを受けて、KOSPI指数(韓国総合株価指数)が1年2カ月ぶりに1700割れとなった。KOSPI指数は2日 連続で急落の勢いを見せ、1698.64を記録した昨年7月8日以降、初めて1700ラインを切った。23日、KOSPI指数は前日比103.11ポイン ト(5.73%)下落し、1697.44で取引を終えた。<

韓国経済“ブラックフライデー”…23日KOSPI(コスピ)1700割れでことし最安値

このニュースでわかるように韓国経済にとってこの日はブラックフライデーと表現するほど悪夢のような一日だった。鎌倉幕府も成立した。KOSPIもウォンも大暴落である。輸出企業に協力を要請した後は、国際協調が必要だと述べる韓国政府。

そして、時間外になる前に韓国政府は韓銀砲で荒技をぶっ放した。介入額はなんと40億ドルである。24日には、23日の介入額は推定50億ドルという記事が出ていた。

>23日のソウル為替市場で取引が始まった直後の午前9時1分、国民銀行の為替ディーラー、ノ・サンチル・ チーム長は「あーっ!」と悲鳴を上げた。寄り付きでウォン相場が1ドル=1195ウォンまで下落したにもかかわらず、わずか1分で1150ウォンまで急反 発したからだ。

為替当局が急激なウォン安を阻止するため、為替市場に介入し、ドルを大量に売却したことから、ウォン相場が反発したのだった。ドル買い注文を全て吸収しても余りあるほどの大口の売り注文だった。為替当局が3年ぶりに「為替戦争」に突入した瞬間だった。<

韓国経済、為替当局、50億ドル規模の為替介入実施、効果は未知数

欧州危機→世界的な経済影響大!
アメリカ危機→世界的な経済影響大!
韓国→デフォルトして3日経っても忘れられている国→IMF行きは断固拒否。スワップ断られたら打つ手無し。

これが今の現実である。そして、いよいよ9月末が迫る。ロールオーバー(借り換え)はできると思っているわけだが、9月末のウォンレートがそのまま短期外債の償還レートになるので、下げれば下げるほどチャイナが儲かる。

短期外債の半分はチャイナが所持している。話によると、チャイナはロールオーバーはしないで、そのまま借金返済しろという噂もあるのだが9月末でレートが決まり、12月には借金を返済しなければならなくなる。

この辺りは何かソースが出てきたら伝えたいと思う。

以上。今週の市場はこのように激動であった。管理人も十分楽しんだわけだが、来週はいよいよ9月末相場となる。予定を変更してお送りした内容だったが楽しんで頂けただろうか。次週どうなっているかはわからないが、さらなるウォン安が進むと予想している。 

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第11回「韓国、FTA政策の恐ろしい問題点と最新市場動向」

第11回「韓国、FTA政策の恐ろしい問題点と最新市場動向」

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

配信日:2011年9月18日

今週のメルマガ第11回「韓国、FTA政策の恐ろしい問題点と最新市場動向」をお送りする。突如、舞い込んできた第3次韓国経済危機の動向だけを追っていると、第4次経済危機のための事前説明がまったくできない。

これは本来のメルマガ主旨から外れてしまうので、どちらも追いながらも、韓国経済の実情がわかるメルマガを目指していく予定だ。

最初はFTAについて説明して行くのだが、このFTAも詳しく解説していると、かなりの分量となってしまう。そのため、今回は欧州とのFTA政策について取り上げる。来週のメルマガはアメリカとのFTAを見ていく。では、今週の記事チャートを貼る。

記事チャート

欧州(EU)FTA→FTAのメリットとデメリット→最新の市場動向→気になる韓国経済ニュース

欧州(EU)FTA

ご存じの通り、欧州とのFTAは2011年7月から発効した。だいたい2ヶ月半ぐらいが経過している。また、アメリカとのFTAを締結しようとしている。最初に、FTA(自由貿易協定)について少し解説しておく。

自由貿易協定という言葉の通り、FTA(Free Trade Agreementは2国間以上で結ぶ国際協定。平たく言えば経済上の優遇策。主な内容は、物品の関税、その他の制限的な通商規則、サービス貿易等の障壁など、通商上の障壁をなくすことがあげられる。一番わかりやすいのは物品の関税撤廃だろう。

世界中のどの国でも、大抵は自国産品を保護するために、輸入には高い関税を敷いている。外国から安い商品が大量に入ってくれば、国産の商品が売れなくなるからだ。例えば、日本に入って来る米の関税率は778%となっている。

このような高い関税率で日本の米を安い外国産の米から守っているわけだ。TPP議論などが日本では関東・東北大震災前では盛んに行われていたのだが、高い関税が撤廃されてしまえば、日本の農家が苦しくなるのは見ての通りだ。

TPPは農家だけの問題ではないので、実際はもっと深刻だ。といっても、このメルマガではあまり関係のないことなので、この辺りで割愛させていただく。

FTAのメリット

韓国と欧州のFTAでのメリットは、自動車、家電製品などの韓国の輸出が強い分野が関税引き下げで安くなるので、欧州では輸出増加に期待できる。とまあ、 FTAのメリットは自由貿易を促進し、輸出増加を見込めることにある。自由な競争は経済活動を活性化させる。そうなれば、互いの国同士の交流が盛んにな り、投資も増大する。輸出が増えれば、雇用も産まれるために国内経済も良くなる。

そのために、韓国はチリ、シンガポール、欧州、ASEANなどと自由貿易協定を発効しており、輸出も増大している。また、最新のニュースではこうなっている。
>【ソウル聯合ニュース】自由貿易協定(FTA)を締結した国に対する韓国の輸出がFTA発効後に伸びたこ とが15日、分かった。国会外交通商委員会所属の兪奇濬(ユ・ギジュン)議員(ハンナラ党)が明らかにした。兪議員によると、FTAを締結した国に対する 韓国の輸出は、FTA発効前の3年間の増加率が年平均12.5%だったが、発効後から2010年までは年平均30.0%に達した。<

聯合ニュース

このように輸出が伸びていることは明らかで、韓国経済にも十分なメリットが存在している。

FTAのデメリット

今までメリットばかりを強調してきたが、多国間の協定でウィンウィンの関係というのは中々難しい。FTAで指摘され ているデメリットもしっかり存在する。先ほど述べた通り、安い外国産が入って来れば、自国製品が売れなくなる。これは政府が補助金などを出して、農家を 救ってやればいいという声もある。確かにそれをやれば農家は潰れないし、自国産品を守られる。だが、農家の競争力は落ちてしまう。

普通は儲かる方にシフトする。ある作物を作って、今年は売れないから、来年はこっちの作物を増やそうとするだろう。 白菜が足りないので、来年は生産量を西瓜畑を壊して増やした。しかし、みんな同じことを考えたので、白菜価格は暴落して、逆に西瓜の価格が高騰したニュー スがあった。

ただの一例だが、競争力というものは大事だ。安い製品に太刀打ちできないと諦めてしまえば、自国産品は悉く駆逐されていく。しかも、外国産品のほうが安くて品質が良ければ尚更だ。このFTAでは日本も欧州の工場で作った車が韓国に輸入されることにもなる。

つまり、高品質の日本車が韓国で出回ることになれば、本当に韓国人はヒュンダイなどの車に乗るのか。フランスのル ノー、ドイツのフォルクスワーゲンの車に買い換えるのではないか。反対に欧州では韓国の自動車が安くなるわけだが、欧州産の商品に対抗できる品質なのかと か、問題点は色々出てくる。

そのため、このFTAがどう転ぶかは現段階では未知数といえる。二ヶ月ぐらいはあまりわからない。少なくとも半年~1年ほどのスパンで見る必要がある。なので、欧州と結んだFTAがどうなるかはまだまだ様子見といえる。

最後にこのFTAが拡大するとどうなるかが予想できるニュースを出しておこう。

>駐韓欧州連合商工会議所(EUCCK)が来月1日の韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)発効を控え、韓国政府に対して非関税障壁の追加撤廃を要求した。

白書は酒類、自動車、銀行、資本市場、建設、化粧 品、化学および農作物、環境およびエネルギー、ファッションおよびラグジュアリー、食品および飲料、商用車、製薬、医療機器、人的資源、保険、知的財産 権、物流および運送、海洋および造船、不動産、租税の20分野別に市場障壁を指摘した。

EUCCK会長のウィルティジェ・ルノー三星(サムスン)自動車社長は「韓EU間FTA締結でEU企業の韓国市場進入を防ぐ貿易障壁が解消されるものと期待されるが、依然として解決されなければならない市場進入障壁が存在する」と述べた。<

EU「韓国、非関税障壁の追加撤廃を」…FTA発効控えて圧力 | Joongang Ilbo | 中央日報

以上。貿易依存国の韓国にとってはFTAそのものは悪い政策ではない。但し、上にあげたような20分野の障壁が取り除かれるようなことになれば、欧州産の安価で質も良い製品が韓国に輸入されて、韓国は衣・食・住を他国に奪われてしまう。

国にとってこの3つは何よりも大切であり基本だ。インフレ、ウォン安になっても原油を輸入しないといけない韓国には辛い。資源もない韓国にとって、FTAはまさに諸刃の剣といえる。

最新の市場動向(9月12日~16日)

今週、韓国市場は祭日でお休みだったこともあるので、実質は3日分しかない。なので、14,15,16日の3日分をまとめて張る。

KOSPI   ウォン   KOSDAQ  外国人

14日  1,749.16  1107.6   452.30   -6,907億
15日  1774.08   1115.9   454.95   -1,925億
16日  1840.10   1112.4  467.84     871億

以上。お休みから空けてKOSPI市場が暴落、30ウォンもウォン安が一気に進行したのが14日だ。ダウがその前にえらく下がっていたので、KOSPIがこうなることは予想していたわけだが、ウォンがここまで安くなるとは思っていなかった。

16日でKOSPIが回復したのに、ウォンがそのままになっていることに注目して欲しい。また外国人の売買動向も注目だ。

気になる韓国経済ニュース

>ドイツのデュッセルドルフ地裁は9日、韓国のサムスン電子製多機能端末「ギャラクシー10・1」が米アップルの「iPad(アイパッド)」に似すぎているとして、ドイツ国内での販売禁止の継続を決定した。<

韓国経済、ドイツでサムスン製端末販売禁止

>韓国企画財政部(省に相当)の朴宰完(パク・チェワン)長官は今月9日、就任100日を迎えたのに際し「来年の経済成長 率を4.8%と予想したが、(9月末までに国会に)予算案を提出する際に見直しがあり得る」と述べた。これに関連し、企画財政部の関係者は「来年の経済成 長率予測値を現在の4.8%から4%台半ばに引き下げる可能性がある」と述べた。<

韓国経済、韓国政府、経済成長率予測を引き下げへ

>ギリシャの債務不履行(デフォルト)が起 きれば両行が経営悪化に陥りかねないという話だ。驚いた投資家は危険資産から逃げた。KOSPIは3.5%以上下落した。日本の株価は1%余り下がった。 ソウル外為市場のドル相場は30.5ウォンのドル高ウォン安となる1107.8ウォンで引けた。<

韓国経済、仏銀行の格付け引き下げ…ウォンは急落、円は急騰

>韓国銀行(韓銀)は16日、「第2四半期の資金循環」(暫定)と題した資料で、6月末現在の家計負債は計 993兆2000億ウォンと集計されたと明らかにした。これは3ヵ月前より28兆3000億ウォン(2.9%)が増えた数値で、1ヵ月間で9兆4000億 ウォンずつ増加したことになる。<

韓国経済、家計負債1000兆ウォンに迫る、韓国経済の「時限爆弾」

それほど驚くニュースはない。今の流れはこうなっている。

ギリシャがデフォルト危機→ユーロ安でドル高→ドル高、ウォン安

今回のフランスの格下げもギリシャの債券が原因である。フランスとドイツでギリシャ国債の69%を持っているらしく、1年物で132%の利回りがついてし まった国債のデフォルト(債務不履行)が囁かれている。このまま行けば、5年以内にほぼ確実にギリシャはデフォルトすると予測さえある。

最近の韓国経済の動向はFTAもあって、欧州市場の影響が韓国も無視できない悪い意味でのグローバル化が進んでいる。そのため、欧州経済で何かあれば、リーマン・ショックのようなことが再び起こりうるということだ。

なので、韓国経済にとって今後、どうなるかはアメリカと欧州次第ということになる。それが落ち着いても4度目の韓国経済危機は確実にやってくる。詰んでいる状況をどうやって打開がするのかはわからない。家計負債の増加もいよいよ大台にまで迫ってきた。

しかし、基準金利を上げれば、家計負債の利子が増えてしまう。物価抑制には金利を上げる政策が取られるわけだが、それが政府ができないわけだ。では、税金を安くすればどうか。今度は韓国政府の負債が膨らんでしまう。

今、全部で2500兆ウォンぐらいなわけだが、決して、楽観視できるような財政状況ではない。また銀行は融資の引き締めに乗り出している。これをやれば、 カードローンの負債が増えて来るので、かえって借金は増大する。借金をして家を売る羽目になれば、不動産の価格が暴落する。

どの対策も効果があるが、デメリットも存在するので難しい。韓国経済にとってこの数年で苦しい状況に追い込まれていくのをしっかりと認識してほしい。

以上。これで第11回目のメルマガ「韓国、FTA政策の恐ろしい問題点と最新市場動向」を終了する。来週はアメリカのFTAと最新経済動向を追っていく予定だ。

ご購読に感謝する。これからも応援のほどよろしくお願いする。

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」

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配信日:2011年9月11日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

今回のメルマガで第10回目となるわけだが、最近の市場動向は欧州とアメリカの経済によって非常に不安定な状態にある。韓国経済を特集するメルマガなのだが、ダウの動きを無視することができなく、欧州も今週、様々な驚くべき経済ニュースがあった。

そこで今回はまず緊迫している欧州の経済情勢をやっていく。韓国経済に直接的ではないが、これからの動向にアメリカとともに大きく関わって来る。その後、今週の動向、気になる記事を紹介していこう。では、記事のチャートを貼る。

記事のチャート

欧州の危険な動向→経済危機はさったのか→今週の韓国市場→SQ日→気になる韓国経済ニュース

欧州の危険な動向

まずは比較的ユーロ安で安定したと思われていたドイツの情報だ。これには驚いたわけだが、ドイツがいくら順調でも、ユーロ債券を刷ることができないのだ。それはアメリカと同じように上限枠が決まっているため。

>ドイツ政府系の金融機関、復興金融公庫(KfW)のシュローダー最高経営責任者(CEO)は、多くの銀行は資金調達がほとんどできない状態にあると語った。 また、銀行業界の状況は2008年よりもはるかに劇的だとの見解を示した。<

必読!ドイツ : 多くの銀行、資金調達がほとんどできない状態–独政府系金融機関CEO

そのユーロ債券を借金として持っているのがギリシャ。そのギリシャの救済が間に合わないというニュースが飛び込んでくる。ギリシャのCDSスプレッドは 2634bpと、韓国が2008年に経済危機に陥ったときのbpが500ポイントぐらいだった。現在の欧州危機、イタリアとスペインも韓国と同程度になっ ている。

支援が決まってなければとっくにデフォルトしている状態のbpがギリシャである。公務員の削減、国民への負担は上手くいってないようだ。

>ロンドン時間午前11時50分(日本時間午後7時50分)現在、ギリシャ10年債利回りは前日比15ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の19.46%。2年債利回りは123bp上げ51.61%となった。ギリシャ10年債の独10年債に対するスプレッド は10bp拡大し、ユーロ導入後の最大となる1756bpに達した。CMAによれば、ギリシャ国債のCDSスプレッドは84bp上昇し2634bpとなった。<

ギリシャ国債、利回りと保証料が過去最高を記録 追加支援もはや手遅れと悲観

それともう一つ、相次ぐ欧州危機にスイスが動いたニュースも重要だ。無制限の介入制限である。これによって、スイスフランは一気に暴落した。10%近く暴落した。そして、スイスフランを買っていた投資家は凄まじい金額を損失する。

>スイス国立銀行(中央銀行)は6日、ユーロに対する同国通貨スイス・フランの上昇に歯止めをかけるため、1ユーロ=1.20フランの上限目標レートを設定、この水準を達成するまで無制限の介入を実施すると発表した。<

必読!スイス中銀が無制限介入=フラン高阻止、対ユーロで目標設定…スイス銀行砲か

これは余談であるが、一体どれだけの損失が出たのかはこれが参考になる。FXのレバレッジなどを知らないでやることはとて も危険なのでお勧めはしない。しっかりとそうした用語を理解して、投資は自己責任ということを肝に銘じてほしい。また、絶対に路頭に迷うような取引はしな いことだ。実際、スイス政府の無制限介入宣言は取り消されていない。

スイスフラン暴落で市況住人死亡 780万 → マイナス294万 ※この間2日 「ああもう死ぬわ」とコメント | ニュース2ちゃんねる

このように欧州経済の状況は改善どころかより最悪な方向へと向かっている。そして、アメリカも非常に不安定なことがダウを 見ていればすぐにわかる。第3次韓国経済危機は、こうした世界経済情勢が非常に関連してくる。そのために、世界的な経済を見る視点というものが必要になっ てくる。

経済危機は去ったのか

市場を見る前に経済危機は結局、続くのか終わりなのかを判断しないといけないわけだが、実際のところ、動向を追う限りでは去ったとはいえない。結論を出す には早いが、まだまだ市場は不安定であり、アメリカのダウ、欧州経済次第では,韓国経済も一気に悪化する可能性は残されているといえる。

今週の韓国市場

では、今週(9月5日~9月9日)の韓国市場を見ていく。先ほど伝えたようなニュースとダウの動きによって、KOSPIとウォンは大きく揺れ動いた。5日 間の動きを見て欲しい。大きく上がったり、下がったりだが、ウォンはほぼウォン安になっていることが興味深い。9月9はSQとなっている。

9月5日 KOSPI 続落1785.83-81.92 ウォン1068.9

9月6日 KOSPI 1,766.71-19.12 ウォンは1074

9月7日 KOSPI 1833.46 +66.75 1071.6ウォン

9月8日 KOSPI 1846.64 +13.18 1075.1ウォン

9月9日 KOSPI 1,812.93 -33.71 1077ウォン

KOSDAQは下のようになっている。

480.43 -14.04
465.35 -15.08
479.17 +13.82
475.30 -3.87
470.94 -4.36

外国人売買動向

外国人 -3,285億
外国人 -4,287億
外国人 -3,297億
外国人. -304億
外国人 -1,102億

このようになっている。KOSPIは実際に上がっているわけだが、全て外国人は投げ売りしていることがわかるだろう。

SQ日

9月9日はSQ日だったわけだが、まずはSQ日について説明しておく。SQとは、スペシャルクォーテーションとのことで、対象となる平均株価または株価指数に採用された銘柄の取引最終日翌日の値段を指す。先物やオプション取引などにおいて最終決済に用いられる指数のこともいう。

この日には取引量が増えて株価が大きく揺れ動くことが多い。そこで注目されているわけだが、今回のSQ日はそれほど大きな動きはなかった。それは外国人の取引額を見てもわかると思う。

気になる韓国経済ニュース

今週も気になる韓国経済ニュースがいくつかある。家計負債が危険水準。同時に所得増加率がインフレにおいついていない。つまり、スタグフレーションであると見て良いだろう。

>金融監督当局が家計融資抑制の手綱を引いている。先月18日に家計融資を全面中断した銀行が、今月に入り 家計融資窓口を再開しているが敷居を高めている状況だ。住宅を担保にする場合にも株式投資などの目的ならば融資が拒絶されている。また、実需目的であって も所得証明資料を適切に整えない場合は銀行が融資を断る。銀行の後ろで金融監督当局が監視し、可能な限り家計融資をしないようにとしているためだ。 金融監督当局がこのような強力な措置を取っているのは、家計融資が危険水位に到達したと判断しているからだ。

韓国経済、家計負債危険水位に……第2四半期の所得増加率はどれくらい?

次の韓国の都市銀行、実質金利引き上げのニュースも負債に関連するわけだが、問題は融資を受けにくくすれば、カードの負債が増加するということだ。そし て、カードの融資をしているのは大手の銀行。外資が支配している韓国銀行だ。つまり、これでは家計負債の増加は避けられない。

>都市銀行が家計融資の実質金利を引き上げている。これに伴い、都市銀行が家計融資抑制策で減った収益を実 質金利を上げて保全しようとしているのではないかとの指摘が出ている。 4日の金融圏によると、公式に新韓銀行がマイナス融資(※1)金利を0.5%、ウリ銀行が固定金利の利率を0.2%引き上げると明らかにした。<

韓国経済、銀行の家計融資、実質金利引き上げラッシュ

後は不動産バブルが絶賛崩壊を示唆しているニュースがある。韓国の独自の制度なので日本人には理解しにくい。何でこんな制度が運営されているのか。どうやら韓国では不動産も投資対象と見ているようだ。

>伝貰(チョンセ=高額の保証金を預ければ、その運用益で家賃負担が不要となる韓国独特の賃貸制度)の保証金の上昇率が、過去10年間で最高を記録した。韓国政府公認の住宅価格調査機関、国民銀行不動産研究所が2日発表した8月の全国住宅価格動向によると、伝貰保証金は先月、全国平均で1.1%上 昇した。8月としては、2001年(2.5%)以来の高い上昇となり、調査が始まった1986年以来の8月の平均上昇率(0.5%)をはるかに上回った。< 韓国経済、住宅保証金、過去10年で最大の上昇

以上。今週もかなり盛りだくさんの内容だった。他にも色々なニュースがあるので、メルマガだけではなくブログの方も閲覧もよろしくお願いする。最後にここ10日の営業日を簡単に分析した記事のURLをはっておく。

KOSPI 1,812.93 -33.71 1077ウォン(韓国経済危機9日目)

さて、来週のメルマガの内容だが、市場の動向はそのまま追うとして、韓国FTAの方をやると述べていて延期になっていたのがあるのでFTAをまとめていくつもりだ。

ご購読に深く感謝する。これからも応援のほどを宜しくお願いする。

第9回「どうなる第3次韓国経済危機 1ヶ月過ぎた市場」

第9回「どうなる第3次韓国経済危機 1ヶ月過ぎた市場」

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最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

配信日:2011年9月4日

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)の第9回をお送りする。今週の韓国市場は急上昇しており、1週間の数値だけを見れば絶好調のような感じだった。ダウも日経も少しずつ戻しているので、このままダウが順調に推移すれば、第3次韓国経済危機は回避されると思われる。

元々、貿易依存が9割という韓国経済の歪な構造から生じた経済危機だ。そのアメリカ、世界経済が良くなれば、自然と輸出は拡大して行くと思われる。

ただ、貿易の最新ニュースでは、8月の貿易黒字が8億ドルまで減少したというのがある。まずはこのニュースから知らせていく。では、いつものように今回の記事チャートを貼っておく。

記事チャート

8月の貿易黒字が8億ドルまで減少→今週の市場動向→投資主体別売買外国人の動向→SQ日は来週!→今週の気になる韓国経済ニュース

8月の貿易黒字が8億ドルまで減少

>貿易収支の推移

http://img.yonhapnews.co.kr/etc/graphic/YH/2011/09/01/GYH2011090100020004400_P2.jpg

輸出464億ドルに対し輸入は456億ドルで過去最大
時期要因……8月休暇控え7月に予め輸出「7高8低」

(ソウル=聯合ニュース)コ・ヒョンギュ記者=

先月の貿易収支黒字規模が8億ドル(約613億円)と急減した。1日知識経済部が発表した8月輸出入動向によれば、昨年同月比で輸出は27.1%上がった 464億ドル(約3兆5534億円)、輸入は29.2%増加した456億ドル(約3兆4922億円)と暫定集計された。

これに伴い、貿易収支黒字は8億ドルを記録し、19ヶ月連続で黒字を更新した。だがこれは、72億2千300万ドル(約5532億円)で月間史上最大の黒 字を記録した7月に比べて大きく落ちこんでおり、12億ドル=約919億円(確定分)で過去19ヶ月間で最低だった昨年8月の記録以来最も低い水準だ。地域別では先進国に対する輸出が米国-5.9%、EU-7.0%等と停滞したが、日本(30.9%)の他、ASEAN(26.9%)や中国(16.5%)等の新興国を中心に堅調な成長を持続した。

聯合ニュース。ソースは韓国語なので2CH記事を掲載

8月の最初に起きたアメリカの米国債デフォルト危機、格付引き下げによる、韓国経済危機によって、韓国の貿易黒字が激減している。もちろん、輸出が減少したのは、アメリカ、欧州が中心だ。アジアの方は順調ということらしい。

1ヶ月程度でこれからの予想は難しいのだが、世界経済次第というのが最初にある。そのため、次回は若干上向きになると予測するが、それほど貿易黒字が増えることはなさそうだ。株価も回復してきているので、一時的な下がりということになる。

今週の市場動向

今週(8月29~9月2日)は、KOSPIも回復しており、ウォンもウォン高となっている。KOSDAQも上昇しており、まだ2000台は超えてないもの の、1867までKOSPIを戻している。先週とは全然違い、上昇傾向にあることがわかるだろう。どうなるかわからないが、2000台をピークできるよう になれば、経済危機は去ったといえる。

■ウォンとKOSPI

KOSPI 1829.50 +50.55と上昇。ウォン高 1073.8(韓国経済危機29日)

KOSPI 1,843.82 +14.32 ウォンは1071.6 -2.2(韓国経済危機30日)

KOSPI 1880.11+36.29 ウォンは1069.4(韓国経済危機8月31日)

KOSPI 1880.70 +0.59 ウォンは1061(韓国経済危機9月1日)

KOSPI 1867.25 -12.95 ウォンは1062.9(韓国経済危機2日)

■5営業日のKOSDAQ

483.27 +9.96
488.49 +5.2
493.44 +4.95
490.22 -3.22
494.47 +4.25

KOSDAQもKOSPIが上昇すれば上昇傾向となる。実際、下がる時は一気に下がるのだが。株価の上昇でサムスンやIT関連株もかなり上がっている。これも出しておこう。

8月29日の終値

Samsung 733,300 +7,000
サムスンジョンジャオ 520,000 +2,000
ハイニックス 19,450 +1,500
LG電子 61,500 +4,000
LGディスプレー 21,100 +1,100
サムスンSDI 141,500 +10,500
サムスン電機 65,700 +2,900

9月2日の終値

Samsung 769,000 -2,000
サムスンジョンジャオ 558,000 –1,000
ハイニックス 19,100 -100
LG電子 63,100 -1,800
LGディスプレー 19,950 –500
サムスンSDI 137,500 –500
サムスン電機 65,800 -1,600

投資主体別売買外国人の動向

8月29日 -1,489億
8月30日  1,983億

8月31日. 2,896億

9月01日 10,911億
9月02日 -1,046億

このようにKOSPIが上がれば、関連株も急上昇する。ただ気になるのはサムスン関連株がほとんど変わってないところだ。サムスン自体は上がっているが、 サムスン電機、サムスンSDIは変わってない。サムスンジョンジャオは上がっている。このIT関連株はもう少し見守る必要がありそうだ。

外国人売買動向数は面白い。特に3日間の外国人の買い注文が殺到しているのは仕込みだと思われる。

SQ日は来週!

今月はSQ日(9月の第2金曜日)があるので、注目は9日となっている。来週のメルマガはこのSQ日、先物取引とオプション取引が重なる算出日に注目することになる。

今週の気になる韓国経済ニュース

今の韓国経済危機とは直接的な関連性はないが、第4次経済危機に主に関わるであろうニュースを紹介しておく。実際、このメ ルマガはこのニュースをジャンル別に取り上げるように造ったメルマガなのだが、こうして、突然の経済危機に対応した形となっている。経済危機が回避される 見込みになれば、元に戻していく予定だ。

>[ソウル 29日 ロイター] 韓国の朴宰完(パク・ジェワン)企画財政相は、国内景気の下振れリスクが高まっており、政府は今年の成長率見通しを4.5%から引き下げる必要に迫られる可能性があるとの認識を示した。聯合ニュースを含む現地メディアが29日伝えた。<

韓国経済、韓国政府、成長率見通し引き下げを迫られる可能性=企画財政相

>金融当局は市中銀行に対し、毎月の融資残高の伸び率を前月の家計向け融資残高の0.6%までと定めており、その枠 を使い切った銀行が、融資を拒否するケースが増えている。銀行業界によると、新韓銀行の家計向け融資残高は25日時点で64兆2814億ウォン(約4兆 5700億円)で、前月比0.7%増え、当局のガイ ドラインを超えた。ウリ銀行も同残高が60兆1780億ウォン(約4兆2800億円)となり、伸びが上限に達した。<


韓国経済、当座貸越の延長拒否、銀行が融資引き締め

>8月の消費者物価が5.3%急騰し、3年ぶりに最高値を記録した。農産物と石油類を除いた根源物価指数(※1)だけでも4.0%上昇するなどインフレの非常事態になった。

1日の統計庁によると、8月の消費者物価は昨年同月比で5.3%上がっており、2008年8月の5.6%以来3年ぶりに最も高い上昇率を記録した。前月比 でも0.9%上昇している。庶民生活と密接な関係を持つ「市場バスケット物価」が大きく上がり全体的な物価上昇を招いた。<

韓国経済、消費者物価5.3%↑…インフレ現実化

>今年上半期の財政赤字(※1)規模が19兆ウォン(約1兆3495億円)を超えた。これは今年度抑制目標の赤字額25兆ウォン(約1兆7756億円)の80%に迫る規模だ。

企画財政部は26日、財政状態を現わす指標である「管理対象収支」(※2)が上半期19兆2000億ウォン(約1兆3637億円)の赤字を記録したと発表した。<

韓国経済、財政赤字上半期19兆ウォン……今年度予想の80%超え

二つの記事だけ解説しておくと、当座借越拒否は、消費者金融、カードローン利用を加速させる。すると借金が雪だるま式に増えていくことになる。まだブログでは取り上げてないのだが、このような記事がある。

>キム・ジョンウン(仮名・40)氏は3ヶ月という短い失職期間を2回経る間に生活費として 使うためにしたカード貸出で借金の泥沼に嵌った。キム氏がカード現金サービスを使い始めたのは、昨年初めライブカフェの歌手を辞め3ヶ月間収入がない時 だった。3月にテレマーケターとして就職するまでの3ヶ月間に一ヶ月間隔で4枚のカードで360万ウォンの現金サービスを受けた。

仕事を始めれば簡単に返すことができると考えていたが、200万ウォンにもならない月給で借金を返す余裕はなかなかできず、カード順送りは継続された。キム氏は11月に貯蓄銀行から25%の高利で400万ウォンを借入れカード負債を返した。

だが、今年1月に会社を辞め保険設計士になるまでに、また3ヶ月間収入がない状態が反復され、350万ウォンをさらに借りカード負債は1200万ウォンに 増えた。現金サービス限度はまったくなくなり、150万ウォンと200万ウォンを行き来する月給で借金を返すことは不可能だった。

キム氏の相談に対応した信用回復委のイ・チャンイン首席審査役は「保険設計士は月給の30%が営業費用に回り、1000万ウォンを超えれば所得で返すことは難しい」として、キム氏を事前債務調停者として登録した。<

ハンギョレ・サランバン : ‘カード 順送り’していたら いつのまにか借金だるま

このように韓国ではカードローン利用が増えており、利息が高いために、多重債務に陥り、最後は借金地獄となる。そして、家計債務が年々増加していくという話だ。

もう一つは、韓国の財政赤字が上半期で、すでに目標としていた金額の80%を超えている点だ。これではどう考えても、下半期で25兆ウォン以内におさえることは出来ないので、債務はさらに積み上がっていくことになる。対外債務は4000億ドル間近。

このように物価高、負債増加で確実に第4次韓国経済危機へと向かっている。

以上。今週も市場の動向を追ったわけだが、株価が元に戻り始めているので、9月にどうなるかはアメリカ次第ということになる。来週の予定だが、まずはSQ日に注目する。市場動向、最新ニュースは今週のように知らせたいと思う。

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」のタイトルでお送りする。

ご購読に感謝する。これからも応援のほどを宜しくお願いする。