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第107回「2020年、韓国の月探査計画。だが、自国開発のロケットすらまともにあげらないのが現状」

第107回「2020年、韓国の月探査計画。だが、自国開発のロケットすらまともにあげらないのが現状」

配信日:2013年9月22日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

今週のメルマガは韓国の宇宙計画について特集していく。昨年、建前的にはロシアと韓国が共同開発したナロ号というロケットの打ち上げが三度あった。しかし、その2回は失敗して、3回目の最後でようやく打ちあがった。

これで韓国メディアは宇宙開発国の仲間入りしたとか吹聴していたわけだが、韓国は一番大事な第一弾ロケットがロシア製だったことをあまり語らない。では、早速記事のチャートを張っていく。

記事のチャート

韓国の宇宙政策→宇宙開発ロードマップ→実現は到底無理→今週の韓国経済

韓国の宇宙政策

JAXA提出資料2013年8月9日によると、韓国の宇宙開発計画は次のようになっている。

■第1次宇宙開発振興基本

計画(2007-2016年)

2007年6月、第2回「国家宇宙委員会」決定。今後10年間で、3兆6,000億ウォン(2,880億円)の資金投入、約3,600人の人材確保

宇宙技術立国を目指し、これまでの「事業中心」から「中核技術」確保へと転換する。

・KSLV-1」を打ち上げ(注:当時の予定は2007年)、韓国独自の技術によるロケット開発を目指す。
・衛星・ロケット技術を確保した後、中長期的惑星探査プログラムについて検討・推進し、惑星探査に関する基礎研究・先行研究を推進する。
・宇宙技術開発の基礎プロジェクトを推進する。基礎技術研究を通して技術力を向上させ、宇宙開発専門家育成など宇宙開発の基礎基盤を強化する。
・効率的な事業推進のため、宇宙開発プログラムの管理体系を強化する。

■第2次宇宙開発振興基本計画(2012-2016年)

(2011年12月改訂)<5大主要戦略>

・宇宙核心技術の早期獲得
・衛星情報利用拡大のためのシステム構築
・企業参加拡大による宇宙産業界の技術力の強化
・人材育成及びインフラ拡充による宇宙開発の活性化
・体制の整備及び国際協力による宇宙開発の先進化

(このほか、宇宙関連の専門家約1,000名の育成も含まれる。宇宙技術立国を目指し、これまでの「事業中心」から「中核技術」確保へと転換する。

・KSLV-1」を打ち上げ(注:当時の予定は2007年)、韓国独自の技術によるロケット開発を目指す。
・衛星・ロケット技術を確保した後、中長期的惑星探査プログラムについて検討・推進し、惑星探査に関する基礎研究・先行研究を推進する。
・宇宙技術開発の基礎プロジェクトを推進する。基礎技術研究を通して技術力を向上させ、宇宙開発専門家育成など宇宙開発の基礎基盤を強化する。
・効率的な事業推進のため、宇宙開発プログラムの管理体系を強化する。

■第2次宇宙開発振興基本計画(2012-2016年)

(2011年12月改訂)<5大主要戦略>

・宇宙核心技術の早期獲得
・衛星情報利用拡大のためのシステム構築
・企業参加拡大による宇宙産業界の技術力の強化
・人材育成及びインフラ拡充による宇宙開発の活性化
・体制の整備及び国際協力による宇宙開発の先進化
(このほか、宇宙関連の専門家約1,000名の育成も含まれる。

以上。この宇宙核心技術の早期獲得というのが韓国らしい。そこは開発ではないのかと突っ込みたいところだが、この基本計画どおりにはまずいかないと思われる。次に宇宙ロードマップをごらんいただきたい。

宇宙開発ロードマップ

主な計画の目標

人工衛星

~2016年:衛星本体に関する技術及び光学機器搭載の地球観測衛星の製造技術を獲得
~2020年:SAR実用衛星の製造技術を獲得

ロケット

~2017年までにKSLVの自国開発
~2026年までに宇宙探査衛星の打上げ可能なKSLVの開発

宇宙探査

2017年までに月探査計画に着手
2020年までに月探査衛星1号(周回機)の打上げ
2021年~2026年までに月面着陸を含む月探査衛星2号の開発と打上げ

衛星利用・産業化

2016年までに航法衛星・地上衛星の高度化
2017年以降、独自地域航法システムの構築
2016年以降、実用衛星の開発(産業界が主導、政府機関は次世代衛星の技術開発と宇宙
探査を主導)
2018年以降、打上げ機の詳細設計及び組立を産業界が主導、政府機関は宇宙探査用ロ
ケットの研究を主導
2013年以降、地球観測衛星活用基盤技術の産業化を推進

(http://www8.cao.go.jp/space/comittee/tyousa-dai5/siryou1.pdf)

以上。このように書いてあるのだがどれも難しいとしか思えない。日程もずれそうだ。ただ、今後の韓国ニュースの参考にはなるので結構、注目はしている。

実現は到底無理

韓国が未来の宇宙ビジョンを浮かべるのは勝手ではある。ただ、朴槿恵大統領の公約通りしたいため、予定を前倒し、ここまでいく計画を眺めても妄想レベルに すらなってない。莫大な予算が計上できるか以前に、韓国が2020年に存在しているかどうかすらわからない。あと7年あれば中国の属国になっていても不思 議ではない。

韓国のロケットで月に行く夢物語を語るのはいいが、現実において、どう考えても韓国にあと7年で自国ロケットで月に行ける技術が生まれるとは思えない。技 術を獲得ってそんな簡単にできるはずもない。今の韓国のロケット技術は北朝鮮以下であり、下手すれば1960年代のソビエトにすら届いていない。それがあ と7年で1960年代の技術を会得して月に向かうわけだ。無理にもほどがある。予算を何とかしても無謀すぎる。

このような感想を持ったわけだが、奇跡的に達成する可能性もないとは言えない。ただ、現時点では日本、ロシア、アメリカも協力しないだろうし、中国、インドあたりも韓国と協同して宇宙開発も考えないと思われる。

今週の韓国経済

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

16日  2013.37 1082.20 527.31 265.50 3874億
17日  2005.58 1084.10 526.49 264.20 4934億

先週の予想レートは1080~1095だった。二日しか市場開いておらず、ぜんぜん動きがないので予想範囲内に入るのは普通。さて、次回であるが1080 ウォンを突破するかが焦点となる。為替介入する可能性が高いので、1080より上がるのは難しい。ただ、一時的な突破する可能性はあるだろう。予想レート は1080~1095にしておく。

それと、次回は第5週目となるのでメルマガは休ませていただく。次は10月になるのだが、9月危機を振り返る内容だと思われる。もっとも、9月危機なのに「なぜ、ウォン高?」と思っている人も多いのではないだろうか。

これも詳しく10月から説明していく予定だが、実は1080~1090ウォンが韓国の輸出企業がなんとか利益が出る為替レートである。正確には1086ウォンなのだが、市場は少し上下するので、この範囲に注目していただきたい。

ウォン安だから経済危機と思うかもしれないが、ウォン高でも十分経済危機である。これは、日本の円高を見てもわかるとおり、輸出は自国の為替レートが高いだけで不利となる。このような内容を見ながら、9月危機を振り返ろう。

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