第160回「ウォンの暴落は意図的な介入なのか?来週は1100ウォンに到達する!?」

第160回「ウォンの暴落は意図的な介入なのか?来週は1100ウォンに到達する!?」

配信日:2014年11月9日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

今週、韓国経済メルマガは通算160回目となる。このメルマガを初めて3年以上が経過しているわけだが、あの頃よりも韓国経済は危険な状態へと進んでお り、最近では韓国経済の指標となるKOSPI2000台の維持が出来なくなった。外国人がこの数ヶ月ほぼ連日に投げ売りしているのが理由であり、それを年 金で支えている。

しかし、先週の5日間ではウォンは1096ウォンまで一時的に大暴落した。これも市場の理由では例の黒田バズーカ2による円安の影響というが、管理人はそ うは考えていない。もし、日銀の円安での影響でウォンが下がったのなら、韓国の株価は上昇に転じていてもおかしくはない。なぜなら、韓国は96%の輸出で 食べている国だ。

本来、韓国にとってウォン安は歓迎すべきことであり、日本のように円安、株高になっても不思議ではなかった。ところが株価は上がらず、ウォンだけ下がっ た。つまり、逆の動きをしているので、どちらかに何らかの不正が働いている。外国人投げ売りが止まっていないなら、ウォン安へと介入しているのが韓国政府 だと考えた方がしっくり来る。

要するに、ウォン安へ導いているのは韓国であって、その後、急激にウォンが戻っているのは外国人によるウォン買いということになる。前置きは長くなったが今週はこれの信憑性と今後のウォンの動向を探っていく。では、記事のチャートを張る。

記事のチャート

今週の韓国市場→韓国政府の高官による介入宣言→10月の外貨準備高→来週は1100ウォンとなるのか→グローバル経済の上に成り立つ韓国経済

今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

03日 1952.97 1072,60 552.47 249.25 0億
04日 1935.19 1076,50 542.16 247.20 -157億
05日 1931.43 1083.60 540.27 246.60 -1370億←アメリカの中間選挙、共和党勝利
06日 1936.48 1083.80 531.81 248.05 -777億
07日 1941.32 1093.70 539.80 248,40 -1027億

今週の予想レートは1060~1080だった。

先ほど、説明した通り、韓国のウォン安に導く介入が6日に起きた。5日まではほぼ、予想通りに動いていたレートが突然、ウォン安へと一気に傾いた。6日は 終値は1083ウォンだが、一時的には1096ウォンまで下がった。そして、7日は1090ウォンからはじまり、1093ウォンで終わった。1週間の動き はこのような感じなのだが、実は韓国のある高官がこんな発言をしている。

韓国政府の高官による介入宣言

[ソウル 6日 ロイター] ー 聯合ニュースによると、韓国の企画財政省高官は、 ウォンを円の動きに合わせるよう為替を制御すると述べた。 企画財政省のJoo Hyung-hwan次官が来年度予算に関する国会の小委員会で議員の質問に答えた。

(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00000082-reut-kr)

これから介入しますよ宣言に思えるが、どう考えても既に介入した後で述べているように思える。6日に大きなウォンの変動があった。この高官の発言のタイミングは明らかに一致しすぎている。実際、韓国に日本の通貨を制御する力などない。

10月の外貨準備高

>10月末の外貨準備高規模は3637億2000万ドルで、前月末(3644億1000万ドル)に比べて6億8000万ドル減少した。

(http://japanese.joins.com/article/278/192278.html?servcode=300&sectcode=300)

10月の外貨準備高は7億ドル減少している。先月は31億ドル減少。原因はドル高らしいのだが、明らかに為替介入してドルを溶かしているようにしか思えない。

以上、韓国政府が為替介入を行っているとされる3つの大きな理由である。まとめておくと、急激なウォン安への変動、政府高官の介入宣言、外貨準備高の減少となる。

来週は1100ウォンとなるのか

おそらく,読者様が知りたいのはこの先の展開だろう。確かに、ウォンは1093ウォンまで下がっているので,来週は1100ウォンに下がってもおかしくは ない数値ではある。また、アメリカの雇用統計が公表される時期にも重なるので、予想より良ければドル高/円安になるのも十分予想できる。そして、韓国もそ れを受けてウォン安となり、1100ウォン台にまで下がる。このシナリオは現実的だと思われる。問題はどこまで下がるかだ。

韓国輸出業の適正レートは1050~1100である。これを大きく逸脱すれば政府介入が来る。韓国政府が介入を繰り返し,ウォンを下げたというなら、逆に 外国人はウォン買いを始める可能性がある。それを見越しての介入だとするなら、どこまで介入を続けるかになる。こうなってくると読みあいであり、市場の自 然な流れとは全く異なるので、データ的な予想が使いにくい。

そこで管理人は中間を取ることにした。予想レートは1080~1110である。多めに取って中間なのは、アメリカの雇用統計での市場予測がわりと困難なためだ。最近のドル/円のレートは急激に変化するので、どちらに傾くかがアメリカ次第なところが多い。

グローバル経済の上に成り立つ韓国経済

韓国経済の分析をいくらしても,アメリカが利上げしますといっただけで、大きな変動が起こるわけだ。これが韓国の限界といえばそうなるが、貿易で食べてい る韓国はアメリカだけの動向を追うだけでは終わらない。大きく、中国とEU、日本がある。グローバル経済を見るときに韓国市場はその影響をもろに受けるの で、世界経済の動きを知る上でも助けとなる。

もっとも、範囲が膨大すぎて3年メルマガを書いていても、覚えることや、更新するニュースが多すぎる。日々、精進する大事さを痛感させられる。

最後は話がずれたが、3年も続いてるのは多くの読者様が読んでくれているからだ。それについてはこの場を持って感謝したい。

まだまだ、至らぬところもありますが、これからもメルマガを続けて行きますので愛読の方をよろしくお願い致します。

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