第207回「米韓首脳会談で韓国メディアに危機感。一方、スプラトリー諸島では韓国政府の対応曖昧」

第207回「米韓首脳会談で韓国メディアに危機感。一方、スプラトリー諸島では韓国政府の対応曖昧」

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このスプラトリー諸島への米軍の派遣は、今後の韓国経済に大きく影響する内容である。米韓首脳会談の時にオバマ大統領が朴槿恵大統領にこの件に関してはアメリカを支持せよと宿題を出した。すでに軍艦の派遣を決めていたのだろう。そして、中国は領土を主張していた海域に軍艦が入ってもアメリカ軍を攻撃するような度胸もなかった。

結局は弱い物イジメしか出来ない中国という認識が世界中に広まった。そして、アメリカと中国は軍事トップ会談を開いたが、どうやら平行線で終わったようだ。今後もアメリカは軍艦を派遣することを決めており、中国との対立は決定的だ。

配信日:2015年11月01日

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今回のメルマガは日韓首脳会談を特集する予定だったのだが、首脳会談そのものが11月2日(月)になってしまったため、そちらの特集は次回となる。それで、予定を変更して米韓首脳会談でのアメリカの踏み絵を韓国側がどのように捉えたかを見ていく。では、記事のチャートを張る。後、今日は出来るだけタイムリーな話題を提供するために、メルマガを日曜日に書いている。配信時間がいつもより遅れているのはそのためだ。先に詫びておく。

記事のチャート

スプラトリー諸島への米軍の派遣→韓中首脳会談では議題にすらならず→韓国メディアの報道→今週の韓国市場

スプラトリー諸島への米軍の派遣

このスプラトリー諸島への米軍の派遣は、今後の韓国経済に大きく影響する内容である。米韓首脳会談の時にオバマ大統領が朴槿恵大統領にこの件に関してはアメリカを支持せよと宿題を出した。すでに軍艦の派遣を決めていたのだろう。そして、中国は領土を主張していた海域に軍艦が入ってもアメリカ軍を攻撃するような度胸もなかった。
結局は弱い物イジメしか出来ない中国という認識が世界中に広まった。そして、アメリカと中国は軍事トップ会談を開いたが、どうやら平行線で終わったようだ。今後もアメリカは軍艦を派遣することを決めており、中国との対立は決定的だ。

この一連の流れに日本、欧州、ベトナム、オーストラリアといった国々は米国支持を表明。だが、米国の同盟国である韓国は従来の立場で平和的な解決を述べるばかりで、どちらにも支持をしていない。実際、同盟国を支持できない時点で韓国が中国側に寝返ったのは言うまでもない。オバマ大統領の宿題に韓国は最悪な答えを提供した。

これが先週の出来事であり、この流れの中、11月1日に韓中首脳会談が開かれる。もっとも、中国の習近平国家主席は来ない。なので首脳会談といえるかは怪しいのだが、韓国がスプラトリー諸島への中国側に意見するかが注目された。そして、管理人がこのメルマガを書いている途中に韓中首脳会談の一報が来たのだが、なんとスプラトリー諸島については話題すらなかったようだ。

韓中首脳会談では議題にすらならず

話された内容で合意したのは韓中FTAを年内に発行推進で一致だそうだ。全く以て理解に苦しむ。中国に何も言えない韓国は最大限のおもてなしで迎え。安倍総理には昼食も出さずに適当にあしらう。このような対応がアメリカにどう映るのか知らないが、もう、韓国は中国と心中するようだ。

このような差で接することは日本に大変失礼であり、自分たちから会談を申し入れたにも関わらず、外交儀礼として最低な振る舞いといえる。しかし、韓国が日本に引き離すことで、日本は韓国を経済危機に陥っても、わざわざ、助けるという世論が形成できなくなる。いくら朝日や毎日が韓国は隣国だと述べても無駄となる。そういった意味ではこれだけ無能な対応で良かった。

ここまでがタイムリーな話題。さて、時間を少し遡るが、米韓首脳会談を韓国メディアがどう捉えたかを見ていく。そして、改めて今週の動きを振り返って欲しい。

韓国メディアの報道

>両首脳は会見で中国傾斜論を直接取り上げた。オバマ大統領は「韓国が、米国と良い関係を持つからといって中国と良い関係を維持するなという決まりはない」として「時々は朴大統領が習近平中国国家主席と会えばそれが米国に問題になると考える人いるが、韓国が中国と良い関係を持つことを米国は望んでいる」と話した。朴大統領は「オバマ大統領は『韓米関係と韓中関係の両立が可能だ』とで話し、また 韓国政府の対中国政策を支持した」と強調した。

だがオバマ大統領は、南シナ海問題では圧迫した。彼は「朴大統領に唯一要請したのは、中国が国際規範と法を遵守することを望むという こと」としながら「中国がそのような面で失敗するならば韓国が声を出さなければならない」と話した。私たちにとっては外交的負担となる恐れがある。ダニエ ル・ラッセル米国務省東アジア太平洋次官補も6月ワシントン米戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれたセミナーで、南シナ海紛争について「韓国が声を高 めなければならない」と述べた。記者会見前に朴大統領とオバマ大統領は通訳なしでホワイトハウスの敷地内を一緒に散歩したと青瓦台側が伝えた。 (後、省略)

(http://japanese.joins.com/article/128/207128.html?servcode=A00&sectcode=A20)

この記事は、米韓首脳会談でオバマ大統領は中国に傾斜する韓国へ一定の理解を示したように書いてある。だが、現実は大きく異なる。そのような一定の理解を示した後に、南シナ海(スプラトリー諸島)への対応では米国を支持せよと述べているのだ。本音を言えば、中国とある程度、仲良くするのは良いが、アメリカの利益に関わるような対立があれば、支持をせよである。そして、韓国はどこを間違えたのか。南シナ海ではアメリカを支持しなかった。

つまり、韓国はオバマ大統領が用意した宿題を中国に述べることもできず、関係が良いとアピールをしただけに過ぎない。だが、何も言えない関係は対等とは言えないし、どう見ても、韓国は中国の言いなりになりますと宣言している。これが、今後の米韓同盟に大きな影響を与えるのは言うまでもない。しかし、韓国メディアの反応を追っていくと本当にアジアのバランサー気取りのようだ。それはただの蝙蝠外交であって、最も立場を危うくしていくのだが。あれだけ言われたのに、結局、同じ鉄を踏んでしまうのだから。

今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

26日 2048.08 1133.80 690.73 251.00 1586億
27日 2044.65 1131.00 688.32 251.00 -100億
28日 2042.51 1131.00 693.53 251.00 -2190億
29日 2034.16 1142.30 690.63 249.70 -162億
30日 2029.47 1140.10 683.63 251.10 413億

今週の予想レートは1110~1140だった。29日に予想より下がったが、最後は1140ウォンに落ち着いた。いつも通り、アメリカの金利引き上げ時期の探り合いが続く中、年末延期の可能性が高まり、ドルが上昇し、円安となった。日銀の追加緩和もなく、日経平均株価は19000円を回復。韓国ウォンもドル上昇に伴い、下落したがその幅は微妙。1145ウォンまで下がったが、その後、1140ウォンに戻している。来週はアメリカの雇用統計が控えているので、大きな値動きはこないと予想。1120~1150ウォンぐらいだろうか。この辺りはアメリカの景気次第といったところ。

以上。今週はこれぐらいにしておく。次回は三年ぶりに開かれる日韓首脳会談、それに並行して日韓通貨スワップ協定の特集をしていく予定だ。韓国の財界は日韓通貨スワップ協定の再開を要請したのだが、朴槿恵大統領が安倍総理に頼むかはまだわからない。日本側から提案というのはないので、結ばれる可能性は低い。ただ、こればっかりは蓋を開けてみないとわからない。

読者様の購読に深く感謝する。これからも温かい応援の程をよろしくお願い致します。

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