第237回「イギリス、EU離脱で止まらない円高に戻らない日経平均。金価格が高騰して金本位制も」

第237回「イギリス、EU離脱で止まらない円高に戻らない日経平均。金価格が高騰して金本位制も」

■バックナンバー宣伝文

イギリス、EU離脱は、軍事、経済、社会と3つの大きな視点で見ていくことが大事だ。軍事面ではイギリスと欧州の分裂。既に仲違いが始まった。それを機に欧州の分立を誘う中国。経済は先ほど述べた通り、世界同時株安、円高、金価格の上昇、社会的な問題は移民である。移民については前回に触れたが、今、世界的に中国人とイスラムの移民が急増している。

配信日:2016年7月3日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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今週のメルマガも引き続き、イギリスがEU離脱における世界経済と韓国経済の影響を分析していく。今回は日本経済にも最初に少し触れるが、あれから1週間経った今でも、円高と株安は続いている。では、記事のチャートを張る。

記事のチャート

アベノミクスの失敗→金価格の上昇→韓国経済の影響は→今週の韓国市場

■アベノミクスの失敗

日本の円が投機的な逃げの対象となっているわけだが、では、株安になるのか。それは空売りである。空売りというのはそのうち買い戻すことになるので、日本の株価はそのうち戻るということは投資家は知っているということだ。

なので、日本経済は心配ないと言い切りたいところであるが、残念ながらアベノミクスが上手くいってるようには思えないので、もう少し,デフレ脱却はなんとかならないのか。消費税あげたら個人消費が落ち込むなんてことは誰の目でも明らかであり、一般市民に特別減税があるわけでもなく、デフレから内容量が少なくなって値段は据え置きのポテトチップスやそれ以外にも容器を新しくしましたとか、良いながら量を減らす企業の手口に消費者は為す術もない。

いきなり話はずれてきたが,管理人はスーパーへ買い物へ良く行くので物の値段、特に生鮮食品の値段については詳しい。この前までキャベツが安かったのに,突然、キャベツの値段が元に戻ったりしているとかだが、実はこれも立派な市場調査である。また、アメリカ産の肉や、その他の外国産品の値段などもチェックしている。それらを数年見る限りではアベノミクスは失敗だと結論せざる得ないのだ。なぜなら、消費支出が増える一方であるためだ。

管理人の感覚でどこまで景気を測れるかは知らないが、少なくとも数年前よりは酷くなっているのだから、それは景気が良くなったとは言えないだろう。今後の経済対策が急がれるだろう。

庶民的な話をしたが、経済活動というのはお金と商品との交換がある限り、誰でも行うものだ。そういった意味では景気動向を見る上では身近な例でわかりやすいと思う。キャベツが安い理由はずっと雨が続いたためだと、季節的な変動要因を読み取ることもできる。これを世界視野「先物市場」へと広げていくと今回の金価格の話に繋がる。まずは読んで頂きたい記事がある。

■金価格の上昇

>金の人気が高まっている。英国の欧州連合(EU)離脱や日銀のマイナス金利導入で、景気の先行き不透明感が強まる中、いざという時にも一定の価値を保つ「安全資産」として脚光を浴び、百貨店などで売り上げが伸びている。

田中貴金属工業(本社東京)によると、金の小売価格(1日現在、税込み)は、1グラム当たり4774円。EU離脱が決まった英国民投票前に比べ100円超 上昇した。金地金の販売量(直営店ベース)は、国民投票後に3~4割増加したという。「購入客は将来の価格上昇を見込んでいる」(広報広告部)ようだ。 (2016/07/02-06:04)

(http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070200049&g=eco)

一般的に不景気になると金価格は上昇し、好景気になると金価格は下落する。つまり、今の金を購入している人はこの先、不景気になると予想していることになる。問題は金価格の上昇で得するのは「中国」だということ。今、金の所有量はアメリカ、ドイツ、IMF、イタリア、フランス、中国となっている。EU離脱で実は一部の欧州勢はわりとウハウハなのだ。金の価格が上昇し、ドル安が進めば、ドルの相対的な価値がなくなり、金本位制も現実的な話となる。

中国が金を買い集めている理由は中国経済の崩壊の混乱も視野に入れた動きだと管理人は睨んでいる。用は金価格上昇をさせて儲けようという動きが、イギリス、EU離脱から本格的に開始された。この混乱は始まりにすぎないというわけだ。日本はほぼ蚊帳の外だが・・・。

■韓国経済の影響は

イギリス、EU離脱は、軍事、経済、社会と3つの大きな視点で見ていくことが大事だ。軍事面ではイギリスと欧州の分裂。既に仲違いが始まった。それを機に欧州の分立を誘う中国。経済は先ほど述べた通り、世界同時株安、円高、金価格の上昇、社会的な問題は移民である。移民については前回に触れたが、今、世界的に中国人とイスラムの移民が急増している。

既に欧州ではイスラムや中国に乗っ取られたといっても良いような移民問題が起きている。これは内戦からの移民だけではない。特に衝撃だったのがイタリアで華人と警察が衝突した件である。これは中国の華人が現地で問題ばかり起こしているのを警察がマークしているのを不満を背景に衝突した事件だが、その後ろにあるのは移民という他国の文化を尊重しない中国人の横暴さが目立つ。

最後に韓国経済の影響だが、ほとんどないだろう。少なくとも,為替や株価を見る限りでは感じられない。ただ、韓国人も世界中から嫌われている移民であるので、社会問題としては大きな影響が今後見られるだろう。世界は移民排斥に舵を取り、それを阻止しようと移民が現地人と衝突する。

日本でも大阪市がヘイトスピーチ条例を施行したわけだが、早速在日朝鮮人が市役所へと訪れていたようだ。ヘイトスピーチ条例はそのうち破綻すると管理人は見ているが、その時、そのような条例を作り出すきっかけとなった在日朝鮮人の排斥は加速するだろう。そのような道をとり続けるのだから仕方がない。これについてはもう少し語りたいと思うので,そのうち特集したいと思う。経済的な話題ではないのでコラムみたいな感じになるが。

■今週の韓国市場

27日 1926.85 1182.30 648.12
28日 1936.22 1171.30 659.30
29日 1956.36 1160.20 669.88 242.90
30日 1970.35 1151.80 675.09 244.25 1878億
01日 1987.32 1145.00 684,26 245.95 2529億

今週の韓国市場のデータは調べても先物と外国人の売買動向が見つからなかった。なんで掲載されてないのかはよくわからない。ご了承頂きたい。ただ、EU離脱から株価もウォンも上がっている。逆にドル安ということだが、来週はアメリカの雇用統計の時期なのでそれを見てからの判断も多そうだ。先ほど述べた通り、EU離脱の影響はほとんど見られない。

以上。今週はこれで終わる。さて、次回はLINEの上場についての予定である。しかし、それ以外にも2020年月探査計画の延期や、造船の構造調整の進展など、面白い話題が尽きない。特に月探査計画は管理人は最初から無理だと述べていた気がするので予想通りといったところだ。

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