第290回「就任100日を迎えた韓国の文在寅大統領は「有能」なのか、それとも「無能」なのか」

第290回「就任100日を迎えた韓国の文在寅大統領は「有能」なのか、それとも「無能」なのか」

■バックナンバー宣伝文

外交的な評価で蝙蝠外交をしていると管理人は述べたわけだが、実はこれは北朝鮮支援の観点からすれば全くぶれてないのだ。文在寅大統領の狙いが北のICBM、核弾頭を入手する目的なら時間稼ぎに協力することは間違った政策ではない。北朝鮮と協力して核を入手して何をするかは知らないが、文在寅大統領をただの無能な人物だと評価するのは時期尚早ではないかと管理人は考えている

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配信日:2017年8月27日

今週の韓国経済は就任100日を迎えた韓国の文在寅大統領について特集していく。最初に述べておくが、管理人の文在寅大統領についての評価と韓国の世論は正反対である。

管理人は毎日、韓国経済のニュースを読みながら文在寅大統領の発言や行動について見ているわけだが、その評価は30点である。これは100点満点中。しかし、実際、韓国の世論は文在寅大統領の支持率は8割もあるのだ。これを評価にすれば80点である。なんと、韓国人は文在寅大統領をここまで高く評価しているわけだ。なぜ、これほど管理人と韓国人の間に大きな乖離があるんだろうか。その論点は実は意味がなさない。なぜなら、管理人は韓国人ではないからだ。韓国人にしかわからない理由で評価されているとしか言いようがないのだ。

■外交の評価

例えば、外交で高い評価をされているわけだが、ここ100日の外交で文在寅大統領は蝙蝠外交を続けて、北朝鮮への経済制裁を支持しながらも、対話する意思をひたすら持ち続けると擁護している。

THAAD配備を環境調査で1年、導入を遅らせるとかいいながら、その数日後に臨時配備をするとか言い出す始末。しかも、北朝鮮有事において日米から、コリア・パッシング(韓国排除)の動きがあると言われているぐらいである。さらに、米韓FTAの見直しをトランプ大統領に確約させられた。今、その交渉がソウルで行われようとしている。

外交だけを見ればマイナス評価になったとしても何らおかしくない。でも、これでも外交は韓国人に評価されているのだ。韓国人って何を見ているんだろうなと管理人が首をかしげたくなる。

■経済対策の評価

このメルマガの主題でもある韓国経済でやったことについての評価も管理人はかなり低い。例えば、最低賃金を105円引き上げるという大幅な上昇。日本でも25円ぐらい最低賃金の引き上げはあったとおもうが、一度に105円も引き上げたら、雇用側はたまったものではないと。明らかにリストラや雇用減少に繋がるだろう。さらに、ここで法人税の引き上げというまた企業が苦しむ増税を行う。

これによって投資家で有名なジム・ロジャーズ氏が韓国は魅力ないと切り捨てたぐらいである。外資系の撤退フラグにもなりそうな経済対策を行っているわけだ。経済的な視点からしても、これで雇用が増えるわけでもないと。マイナス評価になるだろう。

■社会的な評価

文在寅大統領が政治パフォーマンスに優れていると管理人はこればっかりは評価せざる得ない。銀河英雄伝説で例えるなら、トリューニヒトみたいな政治家ではないだろうか。

例えば、セウォル号沈没事故への被害者遺族への謝罪である。韓国政府が悪いわけではない人災事故を、なぜか、文在寅大統領が謝罪するという。最低賃金の引き上げだって庶民には受けは良いだろう。法人税だって金持ちからいただくということで庶民にはあまり関係ない。そういった庶民的な大統領というパフォーマンスで支持率を固めているわけだ。

以上、3つ評価してきたが総括として、では、文在寅大統領は無能なのか、それとも有能なのかについて検討したい。

■赤化への道を突き進む文在寅大統領は有能である

外交的な評価で蝙蝠外交をしていると管理人は述べたわけだが、実はこれは北朝鮮支援の観点からすれば全くぶれてないのだ。文在寅大統領の狙いが北のICBM、核弾頭を入手する目的なら時間稼ぎに協力することは間違った政策ではない。北朝鮮と協力して核を入手して何をするかは知らないが、文在寅大統領をただの無能な人物だと評価するのは時期尚早ではないかと管理人は考えている。

庶民に受けの良いパフォーマンスは「赤化」への必要政策だとすれば、これも成功しているといえよう。朴槿恵前大統領がロウソクデモで弾劾されたのは北朝鮮にとって厳しい大統領であったことは言うまでもない。THAAD配備を決めたのも朴槿恵前大統領であった。ロウソクデモの背景に挺身隊や北朝鮮シンパがいることは明白である。そもそも、ソウル市自体がほぼ北勢力に乗っ取られているのではないかと最近は疑っている。そういう意味では警戒が必要だろう。無能なことをしているように見えて、実は赤化への一歩を進めているとしたら・・・この先も注目せざる得ない。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 外国人(ウォン)

21日 2355.07 1139.10 641.17 -195億
22日 2365.33 1133.80 644.26 -277億
23日 2366.40 1131.80 643.71 1038億
24日 2375.84 1127.90 647.71 157億
25日 2378.51 1128.20 650.27 -287億

今週は市場を見る限りでは朝鮮半島有事への投げ売りそのものは減少している。KOSPIも2350まで下がったがそこから2378まで上がっている。外国人も買ったり、売ったりしているがその取引額は少ない。ウォンも適正レートであるし、市場の数値だけ見ても大きな変化はない。市場が動く気配があるとすれば、米国の利上げだろうが、米国の経済自体は悪くない。ただ、9月に入れば何らかの動きがあるかもしれない。

以上。今週はこれで終わる。次回は2016年、8月31日に法定管理となり、世界中に物流大混乱事件を引き起こした「韓進海運」の倒産から1年を迎える。それを振り返りながら最新の韓国海運業を見ていく。

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