第301回「原油価格はこれから上昇するのか。韓国経済には追い風ムード!?」

第301回「原油価格はこれから上昇するのか。韓国経済には追い風ムード!?」

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11月上旬、サウジ政府の汚職対策機関が王子や現職閣僚ら数十人拘束した。ムハンマド皇太子が政敵を排除して権力を一段と集める動きとされるが、その没収金額がいくらかご存じだろうか。なんと拘束した王子ら201人の財産11兆円である。しかも、1%しか無実を証明できないということで、99%は汚職している事実を認めたわけだ。その没収金額は11兆円と。でも、おそらく王子らはそれ以上にお金を持っていると思われる。それが石油の利権というものだ。

配信日:2017年11月26日

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今週のメルマガは301回ということで気がつくともう6年ほど連載していることになる。これも、いつも購読してくださる読者様のおかげ。この場を借りてお礼を申し上げる。そういうのは300回記念でやるものだと思ったのだが、トランプ大統領の訪韓の8日目という続きものだったので止めておいた。では、今回は原油価格動向を追う。今回の話は韓国経済の輸出に大きく影響するので知っておくとネタになるかと。

■現在の原油価格推移

もうすぐ12月ということでだいぶ、日本の寒さも増してきている頃だが、1日前に原油価格が2年4ヶ月ぶりに高騰しているというニュースがあった。先週、管理人はおそらく高騰すると思っていたので次回のテーマにしたわけだが、一足遅かった感じだ。なぜなのか。実はそれはサウジアラビアの政情不安にある。それは後にして、今、日本でもガソリン価格が1リットル140円まで迫っている。これから真冬なのに灯油などが高くなるわけだ。

さて、原油価格の動向を決めるのはニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物である。これについては過去のメルマガで取り上げた記憶があるので詳しくはしないが、このWTI原油価格が世界中に大きく影響する。それが1バレル= =57.35ドルと約2年4か月ぶりの高値をつけたのが11月6日である。管理人がメルマガ書いている今は58.97ドルまで上昇している。つまり、原油価格は今後、60ドル台を目指しているわけだ。ここからさらに上がるのか。先物で儲けるために大事な情報となるのがOPECの動向とサウジアラビアの政治情勢が鍵を握る。

■OPEC

この原油価格における強気な市場は石油輸出国機構(OPEC)などが協調減産を再延長するとの期待からである。これが2018年3月までなのだが、OPECは再延長の意欲を見せており、2018年いっぱいまで協調減産が続くという見方。それが決まるのが11月30日辺りのようだ。この日は注目して頂きたい。さらにサウジアラビアの政治情勢。

■サウジアラビアの政治情勢

11月上旬、サウジ政府の汚職対策機関が王子や現職閣僚ら数十人拘束した。ムハンマド皇太子が政敵を排除して権力を一段と集める動きとされるが、その没収金額がいくらかご存じだろうか。なんと拘束した王子ら201人の財産11兆円である。しかも、1%しか無実を証明できないということで、99%は汚職している事実を認めたわけだ。その没収金額は11兆円と。でも、おそらく王子らはそれ以上にお金を持っていると思われる。それが石油の利権というものだ。

この二つの動きとロシアも経済的に苦しいので原油量を調整するということで、原油需要と共に原油価格が高騰したわけだ。なので、ここから60ドル、70ドルと上がる可能性はあるのだが、問題はそれ以上はアメリカのシェールオイルもあるので難しいということ。でも、韓国にすれば50ドル~60ドル台で推移しても、輸出は好調になるので追い風だろう。他にも気になる動きとして、イエメンやレバノンを巡ってサウジアラビアとイランとの対決もある。

■サウジアラビアとイランの対決

日本にいるとどういう理由で対立しているかはわかりにくいのだが、我々は理由を知ってどちらが正しいとか考えるよりはいつまで続くかという話だ。どちらの言い分もメチャクチャだからだ。管理人みたいな素人でもそう思えるのにこのような有様である。CNNを見ている限りでは何をやっているんだという感想しかでてこない。でも、内戦となれば多くの犠牲者が出ているのもまた事実である。

イエメンから弾道ミサイルが飛んできたら、サウジが迎撃したのが11月6日。イエメンのフーシ派の犯行という。フーシ派って何?という日本人が大半だと思うが、 イスラム教シーア派系武装勢力「フーシ派」 というそうだ。理解するのは難しいと思う。これがFacebookがもたらしたというアラブの春から続く動きによる内部クーデターとか言われて今の日本人でどれだけ理解出来るんだろうか。しかも、イエメンとサウジアラビアでは国力が違いすぎるからな。最初から勝ち目はないのだ。そこに大国の利害が衝突するのでややこしいという。

イエメンの内戦が激化しているわけだが、日本ではほとんどシリアやイラクのようには報道されない。しかし、イエメンでも多くの日本のNGOが難民や飢餓を救おうと頑張っている。欧州よりの報道はアラブやイスラム系の反米感情を隠すことが多い。

少し、原油価格の動向と外れたが、北朝鮮情勢と緊張と中東の内乱状態にある危機感に大きな違いがある。内乱はすでにおきている。先日、ジンバブエのムガベ政権がクーデターで崩壊した。新大統領にクロコダイルの渾名を持つ、元、部下のムナンガグワ氏が選ばれた。何十年もの独裁が消えたわけだが、これでジンバブエが落ち着くかはわからない。しかし、シリアやイエメンなどの内乱が続けば難民がいくらでも発生する。それが欧州に向かうわけだから、欧州はその難民の受け入れで大きな問題を抱えることになる。

以上。今回は原油価格動向を追った。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人

20日 2527.67 1100.60 785.32 332.92 2144億
21日 2530.70 1095.80 789.38 333.51 578億
22日 2540.51 1089.10 780.90 335.49 427億
23日 2537.15 1085.40 796.80 334.51 -763億
24日 2544.33 1085.40 792.74 335.44 -1094億

今週の韓国市場はカナダと韓国の通貨スワップ協定の締結で一気にウォンが動いたようで1085ウォンまで上がった。一般的に輸出が好調だと通貨は高くなる。韓国の輸出は好調なのでウォン高が加速する原因となった。通貨スワップ協定がウォンの安全性を証明したともいえるが、もっともなところ、為替防衛するなら、外貨準備高と通貨スワップ協定の締結しておけばいいなんて思うのは韓国人だけである。一番大事なのはヘッジファンドにつけ込まれない安定した経済力なのだ。

それを理解しないで輸出偏重したあげく、韓国は中国に逆らうこともできずに例の3不を宣言させられて、今はもう主権さえ中国に取られてしまうという。韓国経済的に間違っていないのだが、経済と国防を天秤にかけたら、普通は国防だと思う。しかし、中国は3不だけでは終わらせるわけではない。この先、譲歩した韓国にさらなる要求を突きつけるだろう。韓国経済を人質に取られた韓国に策があるかは知らない。文在寅大統領は赤化したいなら、正しい道なのかもしれないが。でも、それは日本と別の道である。我々、日本人が出来ることは赤化する韓国を見送ることだけだ。二度戻ってこなくていいからなと手を振ってあげればいい。

以上。今回は原油価格動向を追った。次回は12月に入る。FRBの利上げが行われるなら12月という憶測が流れているわけだが、既にクリスマス商戦に入っているのでそれの動向次第というのもある。次回は何を特集するのは未定ということにしておく。少々、世界経済的な動きが気になるのだが絞るのが難しい。

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