第308回「2018年における韓国経済の3つの不安要素その2原油高とUAE問題」

第308回「2018年における韓国経済の3つの不安要素その2原油高とUAE問題」

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この最後を修正しようと文在寅政権がUAEに交渉したら激怒されたという。でも、これは韓国が何の関係もない中東情勢に強制介入させられる軍事同盟である。UAEがどこかと戦争すれば韓国から軍隊を送らないといけないわけだ。最も、明博政権のことなので文在寅大統領が悪いわけではないが、たまたま、UAEが戦争をしてなかっただけで、今後はどうなるかもわからない。

しかし、これも「国家機密」である。慰安婦問題における日韓慰安婦合意での検証過程とかもそうだが、またしても暴露しているわけだ。でも、これだけの条件を吞んでようやく受注できたという事実はかなり重要だと思う。日本とフランスが負けるのも頷ける。

配信日:2018年1月21日

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今週のメルマガも引き続き、2018年の韓国経済の展望について触れていく。絶好調だった2017年に比べて2018年における韓国経済の3つの不安要素とは。まずは記事要項を出しておこうか。

■韓国経済の3つの不安要素

1. ウォン高とFRBの利上げ(307回)

2. 原油高とUAE問題(今回の範囲)

3. サムスン電子(309回)

1のウォン高とFRBの利上げについては前回に触れたが、今週に韓国の銀行が金利凍結を発表した。ただ、FRBの利上げ前に金利を上げるかもしれないという市場予想もある。でも、管理人はしばらく凍結だと予測している。アメリカより先に金利を上げるのは自殺行為だからだ。では、今回は原油高とUAE問題について見ていく。

■原油高

まず、2018年1月20日のWTI原油は63.58ドルとなっている。2017年の9月から原油価格は上昇してきており、その傾向は2018年になっても変わらない。理由は色々といわれているが、世界経済の回復。特にアメリカ経済が好調なことが大きい。ただ、このまま原油価格がどこまで上昇するかは不透明。70ドルまで上昇するだろうという見方や、シェールオイルがあるので、65ドルまでぐらいではないのか。OPECの減産措置がいつまで続くか、さらに中東情勢の悪化など、ニュースを調べても信憑性が高いと思える情報はない。

それなりにあり得そうな予想であるのだが、結局、中東諸国、特にOPECのさじ加減のような気もしないでもない。ただ、韓国経済にとって原油高はプラス材料に働く。

もちろん、燃料価格上昇が商品の値段に上乗せされるわけだが、それよりも、ばく大な利益をあげた中東諸国がもたらす海洋プラント、タンカー、ビル建設などが韓国企業にもたらすたくさんの受注のメリットが大きい。これによって造船や建設といった韓国企業の中でも不景気だった分野が息を吹き返すかもしれない。そうなると、わりと2018年の見通しは明るくなる。ただ、あくまでも原油高の場合ならである。これが暴落とすればその限りではない。

■UAE問題

メルマガでUAEについて取り上げるのは久しぶりだが、今、韓国とUAEは国交断絶するかもしれないほど揉めている。UAEの王子が韓国に激怒しており、その解決が未だに至っていないためだ。ただ、この密約は例のUAEの原発受注に大きく関わっている。かなり昔の内容だが、おさらいしておこうか。

1.原子炉186億ドルのうち100億ドルの融資
2.原子炉稼働事故保険60年保証
3.故障時の修理回復保証
4.運転、燃料供給等の完全管理
5.原発の韓国軍による駐留警備

実はこれだけではない。さらに毒素条項が追加されていることがわかっている。それらも追加しておく。

1.揉めた場合は第3国ではなく、アラブ首長国連邦の裁判所で仲裁を受ける

2.原発運営期間も当初の60年間ではなく、10年間だけ保障される。「運営権を60年間確保で494億ドル(約55兆ウォン=約5兆4600億円)の売り上げが期待される」とバラ色の広報は6分の1ということになる。

3.アラブ首長国連邦側の要求をほとんど受け入れた

4.収益率も、当初16%で合意したが、10.5%と大幅に低下した

5.また、原発の輸出に伴う売上と配当額(60年基準)も2012年の690億ドルと216億ドルから、昨年には494億ドルと132億ドルに

6.契約がこのようになったのは、朴槿恵政権が核発電所輸出の成果を出そうと急いだことも背景として働いたものとみられる

さて、これでもかという「毒素条項」なのだが、もっと酷いのがこれである。

7. UAE軍事秘密協定に非常時の韓国軍自動介入を盛り込む

この最後を修正しようと文在寅政権がUAEに交渉したら激怒されたという。でも、これは韓国が何の関係もない中東情勢に強制介入させられる軍事同盟である。UAEがどこかと戦争すれば韓国から軍隊を送らないといけないわけだ。最も、明博政権のことなので文在寅大統領が悪いわけではないが、たまたま、UAEが戦争をしてなかっただけで、今後はどうなるかもわからない。しかし、これも「国家機密」である。慰安婦問題における日韓慰安婦合意での検証過程とかもそうだが、またしても暴露しているわけだ。

でも、これだけの条件を吞んでようやく受注できたという事実はかなり重要だと思う。日本とフランスが負けるのも頷ける。

そして、この問題が悪化すれば韓国は原油を売ってもらえなくなるかもしれない。中東諸国を敵に回せば韓国経済など一瞬で干からびるかもしれないという。UAE原発受注の毒素条項が酷すぎて、稼働も遅れているのでこのままでは年間、200億円ほどの延滞金を払うことになるわけだが、どうなるかは不透明だ。ただの爆弾要素が、時間が経過にするにつれてなんと核爆弾だったということだ。

以上。これが2018年における韓国経済における不安要素その2である。でも、最近、平昌五輪が不安要素その4になりそうな気がしてならない。それについてはその3を次週で触れた後に特集するかもしれない。

今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人〔ウォン〕

15日 2503.73 1062.70 891.61 327.39 242億

16日 2521.74 1062.70 901.23 330.02 2807億←サムスン電子250万ウォン…3.01%↑ コスダックは16年ぶりに900突破

17日 2515.43 1069.30 886.58 329.12 685億

18日 2515.81 1070.70 898.19 329.13 933億←ダウ26,000線突破に上昇,韓銀基準金利年1.50%で凍結,コーヒーショップ バイト1人募集に104人応募…最低賃金引き上げ余波? 

19日 2520.26 1065.90 879.99 329.52 -832億←サムスン電子246万6000ウォン…1.16%

今週の市場は18日に色々と興味深い動きがあった。ダウが26000を突破。米国経済は好調。韓国は基準金利を凍結。さらにコーヒーショップ バイト1人募集に104人応募という。バイトの競争率が凄い。これはそれだけ韓国ではバイト募集がないということ。最低賃金引き上げが雇用増加に繋がるはずはないと。コスダックが900になったのは16年ぶりらしい。当時はITバブルだったが、今回はバイオとのことだが、次ですぐにさがっているのでただの投機的な上昇だったかもしれない。

以上。今週はこれで終わる。次回も2018年、韓国経済の不安要素について見ていくつもりだ。ああ、もう一つ気になるのが仮想通貨、ビットコインの行方である。各国が仮想通貨の取引規制に動き出す中、韓国経済にもわりと大きく影響すること事態となっている。これについてもそのうち取り上げて行く予定だ。

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