第314回「米と日本で韓国鉄鋼による通商圧力(反ダンピング関税)で韓国鉄鋼危機に!?」

第314回「米と日本で韓国鉄鋼による通商圧力(反ダンピング関税)で韓国鉄鋼危機に!?」

■バックナンバー宣伝文

アメリカがFTA再交渉で韓国の自動車をさらに締め付けるのを認める代わりに鉄鋼への譲歩・・・。

取引材料としては弱い気がするな。そもそも米韓FTA見直しは韓国がまともに履行しないからというのもある。交渉の行方はそのうちわかるだろう。そこまでは判断は保留であるが、この韓国鉄鋼への反ダンピング関税はかなり韓国鉄鋼に大きな打撃を与えることは間違いない。だから、韓国鉄鋼危機といっても過言ではない

配信日:2018年3月18日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

管理人のサイト→http://kankokukeizai.kill.jp/wordpress/

今週のメルマガは韓国を狙い撃ちにした通商圧力、主に韓国鉄鋼について特集していく。実際、アルミニウムもあるのだが、管理人がアルミニウムの知識を勉強中なので、そちらはお待ち頂きたい。鉄鋼に付いてはわりと興味あるので解説できる。

さて、まずはニュースを確認しようか。アメリカの通商圧力から。

トランプ大統領が世界中の国家に鉄鋼輸入品に対し25%、アルミニウム製品には10%の関税を課す方針を示したことで貿易戦争へと発展した。これによってEUは米輸入の製品に逆関税の制裁を行うなどで対立。現在。各国が米国と交渉中だが、免除されたのはカナダとメキシコのみ。後、3月13日に東亜日報がEUの除外の可能性もあるという。EUの交渉がどうなるかわからないが、仮に対象除外となれば、韓国と日本のみが残る。

韓国の鉄鋼の米国内市場への輸出は3位。日本は7位となっている。では、ここで米国への鉄鋼輸出(米国の鉄製品輸入先)を見ておこう。

■米国の鉄製品輸入先

1位 カナダ 16%←対象外

2位 ブラジル 10%

3位 韓国 10%

4位 メキシコ 9%←対象外

5位 ロシア 8%

6位 トルコ 6%

7位 日本 5%

8位 ドイツ 4%←交渉中

9位 台湾 3%

10位 インド 2%

このようになっている。確かにEU、日本と韓国を除けば制裁レベルが半分になるわけだ。韓国も米韓FTA見直しもあるので、今、交渉しているようだが、免除は難しいだろうな。韓国政府も対抗措置としてWTOに提訴した。だが、WTOに提訴したところで審査には時間がかかる。制裁は止まらない。

そこで米韓FTA再交渉で大幅譲歩を見返りに制裁の免除などを考えているようだ。KBSワールドRadioによると、17日、韓米FTA=自由貿易協定の見直し交渉の第3回会合が、ワシントンで現地時間の16日にあったのだが、それが終わってからも代表団は残って、韓国鉄鋼への関税賦課の対象から外すように交渉するという。アメリカがFTA再交渉で韓国の自動車をさらに締め付けるのを認める代わりに鉄鋼への譲歩・・・。

取引材料としては弱い気がするな。そもそも米韓FTA見直しは韓国がまともに履行しないからというのもある。交渉の行方はそのうちわかるだろう。そこまでは判断は保留であるが、この韓国鉄鋼への反ダンピング関税はかなり韓国鉄鋼に大きな打撃を与えることは間違いない。だから、韓国鉄鋼危機といっても過言ではない。では、次は日本の動きを追う。

■日本、韓国と中国の鉄鋼製品に最大70%の反ダンピング関税賦課を検討

まずは朝鮮日報を見て頂こう。

>15日付の朝日新聞によると、日本の財務省は、韓国・中国の企業が炭素鋼製(配管をつなぎ合わせるために使われる部材)を不当に安い値段で日本に輸出したとして、関税を課す方針を固めた。今月中にも閣議決定を経て発動する予定だ。韓国製に対する関税率は最大で7割に達するという。日本当局は昨年3月に調査に着手し、12月の予備判定で韓国製に対する43.51-73.51%のダンピングマージン(不当廉売差額)の仮決定を出していた。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/03/15/2018031502831.html

日本の場合、既に調査結果が出ているので反ダンピング関税を課すことは決定事項。ただ、それが最大70%になるということ。韓国や中国の鉄鋼製品がダンピングで不当に安く輸入されて、日本の製品が淘汰されているのは見過ごせない。この結果も今月中には出ている。このように米国と日本から韓国鉄鋼への反ダンピング関税という通称圧力がかかっている。

米国と日本とも韓国も交渉しようとしているだろうが状況は絶望的だろう。特に日本の場合、あまり、外国製品にこのような反ダンピング関税をかけないのに、その日本から関税を検討されているということはよほど酷いわけだ。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

12日 2484.12 1065.20 884.27 320.70 1976億←韓国GM、仁川(インチョン)・慶南(キョンナム)に外国人投資地域指定申請

13日 2494.49 1067.50 886.25 322.98 5921億←サムスン電子258万3000ウォン…3.86%↑米商務部、現代エレクトリック・ヒョソン変圧器に60.8%反ダンピング関税

14日 2486.08 1064.60 886.92 321.99 -1270億←家計借金先月3.3兆ウォン↑、増加傾向は鈍化

15日 2492.38 1065.40 890.43 322.74 -401億←ビットコイン、グーグル広告禁止に一時7千ドル台…一ヶ月ぶりに最低。←キム・ドンヨン”米洗濯機セーフガードWTO提訴検討、キム・ドンヨン”韓国GM、完全撤収シナリオも排除しなくて”

16日 16日 2493.97 1066.20 894.43 322.88 1032億←サムスン電子255万7000ウォン…0.78%

以上。今週はわりと動きが強かったが2500は回復してない。ウォンのほうも1066と高くなっている。韓国GMの動きについてわりと追ったが、まだ結論は出ていない。おそらく韓国に残るとは思うのだが、どれだけGMが有利に運ぶかは注目だろう。後、ビットコインについてだが、これG20で議論されるのでおそらくまだ下落していくんじゃないかというのが管理人の見解である。何らかの規制が出てくるかと。

さて、今週はこれぐらいで終わる。来週の予定だが、そろそろ米朝首脳会談は結局、どうなるかを特集しておくほうがいいか。米朝首脳会談の米国と北朝鮮、それぞれの条件、開催場所、時期などのいくつか気になる項目があるのだが、その辺りを整理しながら、実際、今のところ、どうなるかを考察したいと思う。

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