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第319回「韓国GMは法定管理申請となるのか 30万人の雇用影響は韓国自動車危機を勃発させる!?」

第319回「韓国GMは法定管理申請となるのか 30万人の雇用影響は韓国自動車危機を勃発させる!?」

■バックナンバー宣伝文

しかし、韓国GMとの労使合意案は福祉厚生費用100億円以上の減少、工場1閉鎖、数千人の希望退職、賃金の減少などが条件となる。つまり、受け入れた瞬間に労働組合そのものが縮小されることは確実である。

どのみち工場閉鎖は免れない。しかも、希望退職しかないので雇用も保障されない。就職が厳しい韓国で今、仕事を探すならチキン屋しかない。だが、若者ならともかく、誰が韓国GMで甘い汁を吸っていた労働者を雇うのだ?なんと年収は900万以上である。トヨタの社員よりもらっているのではないかと

配信日:2019年4月22日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

管理人のサイト→http://kankokukeizai.kill.jp/wordpress/

今週のメルマガの話題は韓国GM法定管理申請である。メルマガを書いている段階では4月20日のタイムリミットであった韓国GMと労使側との交渉は決裂した。そして、4月23日に取締役会を開き、そこで法定管理申請をするかどうかを決めるという。一応、交渉は続けるということでタイムリミットが3日伸びたことになる。

しかし、韓国GMとの労使合意案は福祉厚生費用100億円以上の減少、工場1閉鎖、数千人の希望退職、賃金の減少などが条件となる。つまり、受け入れた瞬間に労働組合そのものが縮小されることは確実である。

どのみち工場閉鎖は免れない。しかも、希望退職しかないので雇用も保障されない。就職が厳しい韓国で今、仕事を探すならチキン屋しかない。だが、若者ならともかく、誰が韓国GMで甘い汁を吸っていた労働者を雇うのだ?なんと年収は900万以上である。トヨタの社員よりもらっているのではないかと。

こういう事態になることは容易に想定されるので反対しているわけだが、法定管理申請になれば全ての工場は閉鎖。韓国GMそのものも清算。数百ある代理店も破産。その影響は30万人にも及ぶという。しかし、実際、それだけではないだろう。韓国GM破産がきっかけに外資が韓国から抜け出すことも十分、考えられる。何しろ、社長室に約50人で鉄パイプ振り回して机や椅子を破壊するような連中だ。どこの国もいらないだろう。

普通の発想なら、自分たちの待遇、数千人を犠牲にして30万人を助けようという話になるのだが、韓国人はそうはならない。いや、クムホタイヤやSTX造船は労使が劇的に妥結して、それで清算を免れたわけだから、追い詰められたら手のひらを翻す可能性はゼロではない。

しかし、妥結しようが、鉄パイプ事件から見れば一目瞭然で、工場縮小して、新車や売れるものは中国や他国でGMは生産シフトしていくだろう。つまり、撤退するのが速いか、遅いかの違いでしかない。それだけ韓国の労働組合は経営者にとって悪魔なのだ。

このメルマガでその悪魔の所業については現代自動車、双竜自動車の労働組合のストライキなどを色々と紹介してきた。しかも、今回の韓国政府はなんと韓国の労働組合に一方的に味方をしているのだ。労働組合そのものが北朝鮮シンパである。その代表である文在寅大統領が応援しないわけないんだよな。

来週のメルマガを書く頃には結果は出ていると思うのだが、どちらに転んでも韓国自動車危機であることに変わりない。結局、労働組合が強すぎるのは経営者にとっては邪魔な存在でしかないのだ。しかも、韓国の場合はストライキ中でも給料が発生する。勝手に解雇することはできないし、さらに給料の賃上げ、待遇改善を毎年、要求される。会社の経営状況など一切、関係なくだ。でも、そんな法律をまともに改善しようという韓国議員は出てこない。どうしてなのだろうな。

このようなことをサイトで書いていたら、読者様の1人が韓国の労働組合について「たこが自分の足を食べるのに似ている」と述べていた。本当、その例えが的確だと思う。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

16日 2457.49 1074.00 896.43 315.17 -386億

17日 2453.77 1067.00 901.22 314.64 -2752億

18日 2479.98 1068.70 893.32 318.64 3508億

19日 2486.09 1061.50 882.76 320.12 1769億

20日 2476.33 1067.30 889.17 317.89 -4906億←TSMC 6%急落に下落…1.75%、サムスン電子258万1000ウォン…-2.20%

今週の韓国市場は外国勢がほとんど投げ売りをしている。特に20日のTSMC 6%急落に下落の影響でIT関連株に投げ売りが増えて、サムスン電子258万1000ウォンの-2.20%下落した。これについて解説しておく。

半導体大手TSMCが2018年の売上高予想を従来の10~15%増から10%増に引き下げた。その理由は仮想通貨のマイニング需要の先行きが不透明になったためという。そもそも、仮想通貨のマイニング需要という言葉が聞き慣れないと思う。

管理人は知っていたのだが、仮想通貨では「マイニング」という言葉が使われる。それで簡単に言えば、仮想通貨の取引履歴の記録システムに参加すること。どこが簡単なのかと思うかも知れないが、仮想通貨の取引情報というのはシステムに参加した「コンピュータ内」で保持している。

つまり、取引に参加したコンピュータしか記録を持っていない。ビットコインなどの取引に参加したい場合はPCが必要になるわけだ。もっとも、今は企業が「ウォレット」を提供して、民間人用に取引所を造っている。だから、ウォレットってなんだよと思うかもしれないが、要するに企業がマイニングを行ってそのサービスを一般人に提供している状態をいう。そして、マイニングを行う企業にただのPCではなく高性能なパソコンがいるわけだ。そこに高性能なDRAMが使われる。これがマイニング需要だ。

さて、話を戻すが、TSMCは第1四半期の仮想通貨マイニング需要は大きく、第2四半期も需要は続くと述べた。しかし仮想通貨のマイニングハードウェアに使用される28ナノメーターの製造ラインの需要が弱まる可能性も懸念しているという。

マイニングを行う企業は高性能なPCがいるわけだが、その需要が弱まるから半導体価格が下がるのではないかと。それで6%急落したというのが今回の話だが、仮想通貨の知識がないと、さっぱり理解できなかったと思う。時間があれば仮想通貨について取り上げたいのだが、今後、韓国経済そのもののイベントは色々あるのでいつになるかはわからない。韓国GM、南北首脳会談、米朝首脳会談など、ざっとあげただけでも本当に色々あるのだ。

以上。次回も韓国GMの進退について特集する予定だ。法定管理申請なのか。劇的妥結になるかは全ては労使の決断次第ということになる。

第318回「米英仏の3カ国でシリアへ空爆。世界経済は混乱。原油高に」

第318回「米英仏の3カ国でシリアへ空爆。世界経済は混乱。原油高に」

今週の韓国経済は予定を変更して、2018年4月14日10時ぐらいにアメリカ、イギリス、フランスによって行われたシリアへの空爆について特集していく。

■バックナンバー宣伝文

さて、この空爆はいつもの米国、イギリスだけではなく、フランスが参加していることに驚いたのではないだろうか。フランスがイギリスと一緒に動くとか、久しぶりに見た気がする。それで、この空爆の目的が化学兵器の研究所への攻撃であり、しかも、化学兵器の保管基地も狙ったという。

しかも、空爆の範囲は極めて限定的で目標を破壊するに至った。民間人に被害を出さないように考慮したと。まあ、CNNの報道であるのでどこまで本当かは疑わしいが。

配信日:2019年4月15日

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■空爆が行われたのは3カ所

管理人も北朝鮮の牽制もかねて攻撃するとは思っていた。しかし、決断は中々速かったと。シリアの裏にはロシアやイランもいる。シリアに常駐するロシア兵もCNNによると大隊はいるそうだ。

大隊とは、連隊より小さく、本部と三ないし四の中隊とで編成された部隊をいうのだが、具体的に800人~1500人ぐらい。シリアへの軍事基地を攻撃するということは下手すればロシアの兵も巻き込んだ恐れもある。さすがにロシアも自国民が攻撃されたら開戦もあり得るだろう。

しかし、今回の空爆は3カ所あったのだが、どれもロシア兵の被害はなかった。怪我人が出たとか。ミサイル100発のうち70発は撃ち落としたとか。色々な両陣営で情報戦が行われているが、実際、ロシアからシリアが購入したミサイル防衛システムは起動していないというのが米国の見方である。

■空爆の目的は化学兵器使用に対する警告

さて、この空爆はいつもの米国、イギリスだけではなく、フランスが参加していることに驚いたのではないだろうか。フランスがイギリスと一緒に動くとか、久しぶりに見た気がする。それで、この空爆の目的が化学兵器の研究所への攻撃であり、しかも、化学兵器の保管基地も狙ったという。しかも、空爆の範囲は極めて限定的で目標を破壊するに至った。民間人に被害を出さないように考慮したと。まあ、CNNの報道であるのでどこまで本当かは疑わしいが。

後はこの空爆は今後、続くかどうかであるが、これはシリアのアサド政権次第という。化学兵器を今後も民間人に使うなら、さらに空爆を行うと米国は述べている。米国は化学兵器をシリアが使ったと言うが、ロシアはそれを否定している。実際、明確な証拠を米国は示していない。しかし、ここにイギリスで起きた例のロシアの元スパイが化学兵器で暗殺されかけた事件が関係してくる。多くの欧州の国がスパイとされるロシアの外交官を追い出した。

つまり、今の欧州でロシアの言い分を聞く国はほとんどないということ。トルコでさえ、アメリカ支持である。もちろん、国連でもロシアと中国以外は米国、イギリス、フランスの支持である。世界的に見ると正義はアメリカ、イギリス、フランスということになるわけだが、実際、報道されていることが事実かどうかまで確認できない。化学兵器を本当にアサド政権が使ったのか。これについても確証があるわけではない。ただ、現時点で示されてないともいえる。

■化学兵器とは何か?塩素?それともサリン?

CNNの報道をチェックしていたのだが、結局、シリアが使った化学兵器は特定されてない。アメリカは塩素、サリンなど複数の兵器が使われたといっているが、それを確認したわけではない。イラクへの軍事行動の目的であった大量破壊兵器は見つからなかったという前例もある。 しかし、攻撃が行われたことだけは事実であり、それは疑いようがない。真実がどうであれ、北朝鮮の金正恩はこのニュースを知って振るえていることだろう。トランプ大統領は決断するときはするということだ。

■原油価格はどうなる?

さて、最後に経済的な話をするが、やはり、気になるのは原油価格だろう。市場の混乱は一時的なもので収まるとおもうが、原油価格が高騰すると様々な影響が出てくる。韓国経済には追い風であるが。これは中東が儲かるので韓国には建築や造船などでその分、仕事がまわってくるのだ。

13日のWTIでは1バレル=67・39ドルと数年ぶりに最高値となっている。これが70ドルとかになるのかどうかは今後の原油供給が安定するかにかかっている。管理人はシリアへの攻撃は一度だけと考えているので、70ドルは超えないのではないか。アサド政権もさすがに化学兵器の使用はしないと思うのだが。何しろ、ロシアも結局、守ってくれないわけだしな。ミサイルが飛んできても批判するだけで何が具体的に行動していない。ロシアも米国と戦争するほどシリアに加担はできないと。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

09日 2444.08 1067.10 874.44 313.45 -576億

10日 2450.74 1066.40 877.30 313.94 -1172億←金利1.5%凍結

11日 2444.22 1066.30 885.38 312.94 -220億←産銀’STX造船労使合意’受け入れ…法廷管理申請計画撤回

12日 2450.29 1069.50 881.67 314.36

13日 2455.07 1069.50 892.00 314.86

今週の韓国市場はそこまで大きな動きはない。KOSPIが少し上がった程度である。ただ、法定管理申請かとおもっていた’STX造船の労働組合が合意を受け入れて、法定管理は免れた。クムホタイヤといい、追い詰められたらわりと合意を受ける感じである。

さて、来週だがシリアへの空爆による経済の影響はどうなるのか。それとも、韓国は為替操作国指定にされるのか。米国がどうするかは興味深いところだ。金利も逆転しているので今月も凍結を選択した韓国銀行だが、いつまでも不当な為替操作が許されるとは思えない。