第322回「トランプ大統領が米朝首脳会談をキャンセル!?次の日、予定通り6月12日開催予定と二転三転」

第322回「トランプ大統領が米朝首脳会談をキャンセル!?次の日、予定通り6月12日開催予定と二転三転」

■バックナンバー宣伝文

それによって北朝鮮と韓国が大慌て。北朝鮮は今までの態度を突然、翻したトランプ大統領を高く評価していたとか、あまりにも滑稽なことを言い出す。韓国は外交的敗北となり、なぜか、突然、北朝鮮と南北首脳会談を2時間行ったそうだ。先ほど、南北閣僚級会談を中止にしたことを伝えたが、いきなり文在寅大統領を板門店に呼び出したという。しかも、5月26日に。

配信日:2018年5月27日

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今回のメルマガの話題は韓国経済にも深く関わる米朝首脳会談の行方である。既に知っていると思うが、5月25日にトランプ大統領が米朝首脳会談をキャンセルした。管理人は朝起きて、この衝撃的なニュースを知って驚いたわけだが、まさに起きたら世界が変わっていた。

でも、米朝首脳会談のキャンセルには色々な兆候があった。例えば、5月22日に開催された米韓首脳会談ではトランプ大統領は異例の記者への質問に時間を使い、文在寅大統領とは通訳交えて21分の会談しかしていない。韓国メディアは外交非礼だと述べていたが、シンガポールの米韓首脳会談後、すぐに文在寅大統領を入れて三者会談の提案、休戦協定とか、述べていたので、米国からすれば北朝鮮と直接交渉しているのに邪魔するなと言いたかったのではないか。もっともキャンセルした理由が後で米高官から語られている。

1北朝鮮側がシンガポールで行われる予定だった米国側との準備会合を無断欠席.

2北朝鮮の米韓合同軍事演習に対する抗議.

3南北閣僚級会談を突然中止.

4北朝鮮が核実験場の廃棄への国際監視団の立ち会いを認めなかった.

理由にあげているのはどれももっともだと思う。むしろ、北朝鮮はトランプ大統領自身のためにキャンセルなんてしてこないと考えていたのだろう。だが、それは甘かった。トランプ大統領は歴代の大統領とは違う。確実な成果を残せないような会談には応じないと世界に発信した。自国の核が使われないことを祈ると。

それによって北朝鮮と韓国が大慌て。北朝鮮は今までの態度を突然、翻したトランプ大統領を高く評価していたとか、あまりにも滑稽なことを言い出す。韓国は外交的敗北となり、なぜか、突然、北朝鮮と南北首脳会談を2時間行ったそうだ。先ほど、南北閣僚級会談を中止にしたことを伝えたが、いきなり文在寅大統領を板門店に呼び出したという。しかも、5月26日に。

それによってトランプ大統領は再び、6月12日米朝首脳会談が開催されるかもしれないと述べている。ということで世界中の人間は唖然としていると思われる。実際、管理人も一体どっちなのだと困惑している。開催するか。しないかで歴史が大きく動くのだ。なので、どうなるかは6月12日の開催直前まで予想できない。

ただ、開催されたら北朝鮮の逃げ場はないとおもう。それだけトランプ大統領は外堀を埋めながら、朝鮮半島の完全非核化の言質を取るだろう。会談で拒否なんて許さないぐらいの圧力をかけつづけるだろう。しかも、段階式ではない。米国主導の元、即刻、廃棄である。それまで制裁も続ける。支援もしない。北朝鮮を干上がらせるためにさらに十数の追加制裁も検討中とのこと。つまり、米朝首脳会談をキャンセルされて困るのはトランプ大統領ではないということだ。

■日本は拉致問題の完全解決

後、日本はどうするかだが、これは簡単である。日本は拉致問題が完全解決しない限りは一切の支援はしないと言えばいい。拉致問題の完全解決とは、当然、拉致された人々の帰国であるが、国家犯罪の全容解明も含まれる。拉致した目的。対象者として選定された理由など、そういった事件の全てを公に明らかにされてこそ、初めて完全解決と言える。その後、謝罪と賠償である。他にも拉致された人々がいないかの確認も忘れてはいけない。なので、支援するにしても、数年先、数十年先となるだろう。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

21日 2465.57 1085.40 872.96 316.25 -449億

22日 お休み

23日 2471.91 1080.70 869.16 318.21 2858億

24日 2466.01 1079.60 873.32 317.48 323億

25日 2460.80 1078.00 868.35 318.05 3355億←米朝首脳会談キャンセル

今週の韓国市場はほとんど動きがない。外国人の購入は増えているが、KOSPIはあがっていない。ただ、自動車株がトランプ大統領の通商拡大法232条に外国産自動車が適用されるかもしれないということで軒並み下がった。大きなニュースとしてはそれぐらいだろうか。

以上。今週はこれで終わる。次回は文在寅大統領の1年の経済効果について特集したいのだが、米朝首脳会談の行方は気になるところだ。安倍総理が6月初めに訪米するということもあり、そっちで動きがあれば優先するかもしれない。ただ、米朝首脳会談については振り回されている感が強い。決まったことを伝えるだけでいいかもしれない。

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