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第326回「米中貿易戦争勃発で板挟みの韓国 でも、韓国経済には追い風!?」

第326回「米中貿易戦争勃発で板挟みの韓国 でも、韓国経済には追い風!?」

■バックナンバー宣伝文

だが、こうした流れは良くない兆候だ。米中貿易戦争は米中対立の激化で、最悪な対立を生み出すだろう。そうなれば次に取る行動は軍事的な手段になりかねないわけだ。ただ、現時点で中国が米国と戦っても勝ち目はない。米国には日本やイギリスという同盟国が存在するためだ。

配信日:2018年6月24日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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今週の韓国経済のメルマガは先日から始まってしまいそうな米中貿易戦争を特集する。この兆候は2月にトランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムへの関税を引き上げると世界中に宣言したことからあった。

おかげで米国は中国だけではなく、EUとまで貿易戦争に発展することになった。貿易戦争の行方がどうなるかはわからないのだが、1つだけ言えることは日経平均株価が下がる材料になるのは迷惑ということだ。個人的な意見ではあるが。

それ良いとして、今回はEUの方は置いといて、米中貿易戦争の概要を説明してから、韓国経済に今後、与える影響について触れていきたいと思う。

■米中貿易戦争

トランプ大統領は中国が知的財産権を侵害しているとして、500億ドル相当の中国製品に25%の制裁関税を適用すると宣言した。そのタイムリミットは7月6日。これに対して中国は同額の報復関税を同日から実施すると応酬した。すると、トランプ大統領はさらに中国からの輸入品2000億ドルに追加制裁をほのめかすと、両者、全く妥協していない。

これによって世界の市場が大荒れという。ニューヨーク、上海だけではなく、日経平均もそうだし、韓国の株価にも多少影響している。その結果として韓国の今週のKOSPIは2400、ウォンは1100以下と下がっている。先に市場の結果を出しておく。

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

18日 2376.24 1104.80 840.23 305.35 -3189億

19日 2340.11 1109.10 815.39 301.35 -2159億

20日 2363.91 1105.10 840.17 304.02 1110億

21日 2337.83 1112.80 826.22 301.02 -1292億

22日 2357.22 1107.40 830.27 303.69 55億

このように米中貿易戦争は世界中の株価に大きな影響を与える。ただ、韓国にとって上昇していたウォンが1100台に載ったことはプラスの面も大きい。ウォン安の方が輸出は有利であり、韓国輸出の理想レートは1100~1150の間であるためだ。

■米中貿易戦争→米中戦争へ

韓国について少し置いておくが、米中貿易戦争の行方が世界経済にとっては原油価格の動向と同じように注目せざるを得ないということだ。ただ、米中貿易戦争は後に,米中戦争への布石にもなりかねない。経済的な対立はやがて軍事的対立も生み出す。その証拠に中国は新型ICBM「東風41」を近く配備するという。もちろん、トランプ政権の威嚇目的である。時事ニュースの記事を一部引用する。

>中国の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」が近く実戦配備されるという見方が強まっている。東風41の最大射程は1万2000キロ以上で北米全域に届くと推定。移動式の多弾頭型で従来のICBMよりも迎撃が困難とされる。東風41配備に向けた動きは、米国との通商摩擦が激化する中、トランプ政権を軍事的に威嚇する思惑もありそうだ。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061700231

つまり、仮にこれが配備されたら北朝鮮と同じように米国をICBMで威嚇できると宣言したことになる。北朝鮮の脅威が奇跡的に取り除かれたとしても、結局、その技術を中国が入手してしまえば同じということ。もっとも裏でミサイルを飛ばさせているのは中国だったという見方もあるので、むしろ、傀儡として米国に楯突いただけともいえる。

だが、こうした流れは良くない兆候だ。米中貿易戦争は米中対立の激化で、最悪な対立を生み出すだろう。そうなれば次に取る行動は軍事的な手段になりかねないわけだ。ただ、現時点で中国が米国と戦っても勝ち目はない。米国には日本やイギリスという同盟国が存在するためだ。

イギリスの軍事力は世界トップクラスであり、日本は軍事的なサポートより、情報通信といった技術的なことに優れている。これは湾岸戦争でもわりと用いられていたそうなので、日本のそういった技術力が米国勝利に貢献するのは想像に難くない。

そういった理由からも米中貿易戦争は今後の世界情勢にとっては注目することになるだろう。もっとも、世界は2大覇権国家を望まない。これは歴史が証明している。今は米国がそれを長年成し遂げているが、中国の猛追がその覇権を塗り替えていくのか。ある専門家は米国をいずれ中国が抜き去ると述べているが、それを米国が黙ってみているとは思えない。

■韓国経済は板挟み。THAAD配備は中止に?

最後に韓国経済への影響についてだが、米中貿易戦争でウォン安になるなら、韓国経済には追い風になる可能性はある。ただ、株価は下がっているが。ただ、文在寅大統領の赤化は確実に進行しているので、いずれはどちらかの主人を選ぶことになる。

米国なのか。中国なのか。蝙蝠外交の先に中国を選ぶなら、米韓合同軍事演習が中止、米韓同盟破棄、在韓米軍撤収といた流れとなり、完全な赤化を成し遂げる。どこかでTHAAD配備も取りやめるだろう。韓国は未だにどっちつかずで漁夫の利を狙っているようだが、大国相手に危険な外交といえる。経済的な視点からすると、中国経済圏に属する韓国が中国なしではやってはいけない。だから、いずれは中国に取り込まれて行くだろう。

以上。今週はこれで終わる。次回は韓国のサッカーワールドカップを特集する。韓国はスウェーデンに負けた。そして、メキシコと対戦する。このメルマガを書いているのは土曜日なので結果は知らないのだが,まず、メキシコは勝つだろう。さらにドイツ戦が待っている。それらの3連戦を振り返っていくつもりだ。

第325回「米朝首脳会談は失敗だったのか。米韓合同軍事演習が中止で韓国だけが窮地に!?」

第325回「米朝首脳会談は失敗だったのか。米韓合同軍事演習が中止で韓国だけが窮地に!?」

■バックナンバー宣伝文

これには驚いた。確かにトランプ大統領は米韓合同軍事演習はコストがかかる。在韓米軍の維持費をもっと韓国側に負担しろと述べていたが、まさか、いきなり米韓合同軍事演習が中止を確約するとは…それで、管理人が思ったのは,本当は韓国が大嫌いだったのではないか?

配信日:2018年6月17日

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6月12日、シンガポールで開催された米朝首脳会談。管理人は仕事しながら、この行方を追っていたわけだが、なんて言うのか。トランプ大統領は北朝鮮の金正恩の要求を丸丸吞んだようにしか見えなかった。特に米朝首脳会談の合意文書での署名。あまりにも中身がなくてどうしたらいいのか首をかしげるほどだった。

■米朝首脳会談の合意文書での署名

1. 米国と北朝鮮は、両国の平和と繁栄のための国民の願望に従い、新たな米日朝関係を樹立することを約束する。
2. 「米国と北朝鮮は、朝鮮半島に永続的で安定した平和体制を築くための努力に加わるだろう」
3. 2018 板門店宣言を再確認すると、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核に向けて取り組むことを約束する。
4. 米国と北朝鮮は、すでに特定された者の即時送還を含む捕虜/MIA の回復にコミットします。

たったこれだけである。1番の焦点である非核化は、完全非核化という曖昧な文章である。期限も、方法も明示されていない。さすがに米国のメディアもこの署名には懐疑的で、さらにトランプ大統領が北朝鮮の高官に敬礼されたとき、敬礼を仕返したことも問題視している。人権を無視している北朝鮮国家を認めるのかと。

管理人もさすがにあの敬礼には驚いた。テロ国家を認めるような発言を署名でもしているし、今まで応援してきたトランプ大統領を見誤ったかなと感じている。ただ、1番の懸念であった経済制裁は維持すると述べているので,最後の砦は守った感じだ。ただ、1年後に残念だとトランプ大統領が発言を修正する可能性も高いが。

そういう意味であまり期待通りではなかった米朝首脳会談。ただ、日本人の拉致問題については取り上げてくれたようで、それについては感謝したい。もっとも、その後、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」と述べているが。

ただ、この答えはそこまで想定外でもない。米国にできることはここまでだろう。

後は日本次第だが、安倍総理は直接、日朝首脳会談を行う事を検討しているそうだ。もっとも、北朝鮮は対話しないと述べているが。ええ、さっきと変わらない。つまり、物別れで終了だ。先週に予想したとおり、やっぱり進展はなかった。さて、それよりも、気になるのがなんと、トランプ大統領が金正恩に米韓合同軍事演習を中止すると発言したことだ。

■トランプ大統領は韓国が大嫌い?

これには驚いた。確かにトランプ大統領は米韓合同軍事演習はコストがかかる。在韓米軍の維持費をもっと韓国側に負担しろと述べていたが、まさか、いきなり米韓合同軍事演習が中止を確約するとは…それで、管理人が思ったのは,本当は韓国が大嫌いだったのではないか?

むしろ、米朝首脳会談で取引したのは、トランプ大統領が元から韓国嫌いで、米韓合同軍事演習が中止にしたかったから、そういう風に提案したのではないか。でないと、わざわざ、米韓合同軍事演習のことを持ち出さないだろう。

そんな発言が次の日ぐらいに世界中に伝わると、慌てたのは保守系の代名詞である朝鮮日報だった。しかし、その記事ではなぜか、日本が安保パニックに陥っているそうだ。

>トランプ米大統領が在韓米軍撤退の可能性に言及して以降、日本列島が「安保パニック」に陥っている。首相官邸、外務省、防衛省、それぞれが記者会見するたびに「在韓米軍が撤退すれば日本の安全保障にも影響が出るのではないか」との質問が相次ぎ、官房長官、外相、防衛相が「米国は今すぐ撤退すると言っているわけではない」と火消しに躍起になっている。

(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00004001-chosun-kr)

これについては管理人のサイトで取り上げたのだが、明らかに困っているのは韓国だ。日米合同軍事演習が中止になったわけではない。しかも、韓国に一言も相談もなし。慌てているのは韓国であり、むしろ、韓国は在韓米軍撤収フラグが明確に立ったことを思い知らされた。でも、そこまで予想外でもない。どちらにせよ。蝙蝠外交はずっとできない。ご主人様を選ぶときがきたのだ。米国か、それとも、中国か、またまた北朝鮮か。文在寅大統領なら一番最後を選択する可能性もあるかもしれない。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人〔ウォン〕
11日 2470.15 1075.20 876.55 317.22 -98億
12日 2468.83 1077.20 875.04 316.84 -1264億←米朝首脳会談
13日 お休み
14日 2423.48 1083.10 864.56 311.20 -4774億
15日 2404.04 1097.70 866.22 308.73 -5562億

今週の市場は15日で一気にウォン安へとなっている。そして、米朝首脳会談後は外国人が投げ売り状態。米朝首脳会談で地政学的リスク要因が減少したのなら、韓国に投資が集まるはずなのになのにこの投げ売り。米国のFRBの利上げもあったので、それだけでもないのだが、ウォン安と外国人売買動向に今後は要注意かもしれない。もっとも、過度なウォン安なら介入してくるので、来週は1100に下げるかどうか。KOSPIも2400を終値で割るか。この辺りに注目していきたい。

しかし、韓国経済の懸念材料はこれだけではない。なんと、ついに「米中貿易戦争」が始まってしまったのだ。次回は米中貿易戦争での韓国経済の影響を検討していきたい。

第324回「米朝首脳会談が目前に迫る!?果たしてトランプ大統領は金正恩を非核化させることができるのか」

第329回「米朝首脳会談が目前に迫る!?果たしてトランプ大統領は金正恩を非核化させることができるのか」

配信日:2018年6月10日

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今回のメルマガは6月12日、シンガポールの観光島「セントーサ島」で行われる予定の米朝首脳会談について。まさに歴史的な米朝首脳会談となるわけだが、世界中の人間は北朝鮮の非核化が本当に行われるのかに大きく注目しているだろう。

それに追加して、日本では北朝鮮に拉致された日本人を取り戻したい。トランプ大統領は米朝首脳会談で拉致問題について言及してくれると述べている。だから、そこはトランプ大統領に信用するしかない。他にも生物科学兵器の廃棄、中距離ミサイルの廃止などもあるが、大きく分けて、上の2つの可能性について検討する。今回は管理人のコラムみたいなものなので、実際、そうなるかは12日に確かめて欲しい。

■金正恩が非核化に応じる可能性は意外と高い!?

管理人は一度、トランプ大統領が米朝首脳会談をキャンセルしたことに注目しており、その後、北朝鮮が急に態度を翻したことで、北朝鮮はこの米朝首脳会談を行いたいという意思が強いと判断している。そして、トランプ大統領は非核化を要求してくるのは北朝鮮も重々承知しているだろう。

なら、非核化する代わりに体制保証と220兆円の廃棄費用を交渉のテーブルに載せてくるのではないか。もちろん、トランプ大統領がこれを鵜呑みにするとは思えない。そもそも核兵器を廃棄して220兆円ももらえるなら、どこの国も核開発するだろう。つまり、核兵器を廃止したからお金がもらえるという理屈は、テロリストが武装放棄するから、金を支援するのとたいした違いはない。こんなのはテロに屈すると同じである。

なら、トランプ大統領は非核化をどこまで考えているのか。まさか、段階的非核化なのか。10年ぐらいかけて非核化交渉するのか。これもあまり考えられない。トランプ大統領はせっかちな性格だ。10年とか、そんな長い時間ではなく短期間でやれというに決まっている。おそらく待って2年だろう。少なくとも自分の再選の材料にするなら、それぐらいでしないと意味がない。

そして、これが一番大事だが、国連の制裁解除をしないてことだ。非核化が完全に立証されるまで。北朝鮮が会談に応じているのは制裁が効いているからである。そして、それを続けなければ相手はすぐに裏切るのも過去の事例が証明している。会談が成功しようが、失敗しようが、制裁を継続していくことが一番重要ではないか。常に圧力をかけつづけて対話姿勢を打ち出す。疲弊する相手はどんどん弱気になっていく。実に巧みな交渉術である。結論を述べると非核化が上手くいくのは6割ぐらいだと思う。わりと高いと思うが、交渉のメインが破談して困るのは北朝鮮だからな。

■拉致問題解決は遠い道のり

非核化へ応じる可能性は6割と高いのだが、なら、拉致問題解決はどうなのか。これはもっと低いとみている。管理人は2割以下だと見ている。それは北朝鮮が日本をひたすら批判しているから。そして、拉致問題は解決済みとしかいわない。このまま体制保証されるなら、北朝鮮はそのまま存続。拉致問題解決済みとなり、日本がいくら個別で交渉しようが、どうしようもないだろう。安倍総理は日朝首脳会談を模索しているが、例え、実現しようが、支援しろとしか出てこないだろう。もちろん、支援などのもってのほか。拉致問題解決が先である。

しかし、時間はあまりないのだ。我々は拉致被害者の両親が生きている間になんとか再会させてあげたい。何十年も息子や娘が帰ってくるのを待ち続ける人たちに生きる希望を持って欲しい。拉致問題解決は国是である。多くの日本人の願いが北朝鮮にかかっているのだ。だが、拉致問題解決は遠い道のりである。全く未解決で、全容すらなにもわかってない国家犯罪。あまりにも規模が多すぎる戦後最大の日本人の「誘拐事件」である。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)

04日 2447.76 1071.90 877.46 314.84 171億

05日 2453.76 1070.70 877.16 315.76 218億

06日 2469.03 1068.50 886.75 317.41 1405億

07日 2470.58 1069.00 887.91 317.67 1405億

08日 2451.58 1075.90 878.48 314.97 -342億

今週の市場は米朝首脳会談前ということであまり動きはない。韓国経済にとっては米国の利上げのペースがどうなるかが注目だが、これがまだまだ読めないところ。ただ米国の10年債が3%付けるなどといった動きはあった。

この利回りがどこまで上昇するかも、今後の金利上昇判断に関わってくる。それについては一気にあげるということはなさそうだというのは管理人の見解だ。あげるにしても影響を見ながら少しずつ。そして、3%越えれば、それ以上も厳しくなるのではないか。これについて原油価格の高騰もある。

車社会でガソリン価格が高騰するのは生活に大きな影響を与える。消費傾向も減少に繋がるおそれもある。他にもトランプ大統領とG6との貿易政策に向けての決裂。鉄鋼やアルミニウムに関税をかけたトランプ大統領がG7で一方的に各国から批判された。しかし、トランプ大統領は続けるという。その辺を考えれば、まだまだ米国の景気がどうなるかは未知数だ。

今週はこれで終える。次回はいよいよ米朝首脳会談である。一体どうなっているのか。12日はしっかりニュースを確認して頂きたい。号外も出そうだが。