第349回「文在寅大統領の最新支持率は45%と急落。最低賃金引き上げによる景気悪化が深刻に」

第349回「文在寅大統領の最新支持率は45%と急落。最低賃金引き上げによる景気悪化が深刻に」

■バッグナンバー宣伝文

最低賃金引き上げは確かに最悪な結果をもたらしたことは事実であるが、その政策そのものはタブーにする風潮には賛同できない。なぜなら、全ての韓国人が職を失ったわけではない。所得が大幅に増えた韓国人だって中にはいるわけだ。

さらに突っ込めば、所得が増えた韓国人に今月から最低賃金が100円下がったので、給料も下げますといわれたら、やる気をなくすだろう。つまり、最低賃金引き下げなんてことはそう簡単にできないわけだ。 あげてしまったものを下げることができない。それが最低賃金だ。でも、あくまでも最低の賃金なのだ。問題はそれすら払えない韓国の自営業や製造業にあるということに韓国人は気付かない。

配信日:2019年1月6日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

日本の底力→http://kankokukeizai.kill.jp/wordpress/

韓国経済危機&崩壊特集→ https://kankokukeizai.com/

今週の韓国経済は最近、支持率が急減している韓国の文在寅大統領について特殊する。韓国の大統領の支持率は50%切れば危険水域であり。それが45%になればそろそろロウソクの灯りが見えてくる頃。まだフランスのような大規模なデモにまで至っていないが、来年も韓国経済は今以上に悪化することは避けられない。

なぜなら、今年の最低賃金が11%アップして、日本円で840円ぐらいになることが決まっているからだ。さらに労働時間の52時間制限となる、いわゆる「働き方改革」も始まっており、ますます、自営業と製造業は追い詰められている。でも、実際、韓国の年間労働時間の長さは世界3位である。OECD加盟国の中で最高 であり、その時間は2052時間である。

日本は1724時間。それでも欧州のドイツなんて1298時間なので、日本人もまだまだ働き過ぎているとは思うが、これだけの労働時間を使っても、日本の足下にも及ばないのは労働の生産性が低いためだ。つまり、労働効率が全体的に悪いのだ。

これは管理人がどこかで読んだ話なのだが、韓国はとにかく休憩時間が多いそうだ。30分働いたら、10分休憩とかそんな感じらしい。休憩時間の取り方は各企業で自由だと思うので目安があるわけではないが、とにかく効率性をほとんど考えてない。だから、労働時間を制限したところで、韓国の生産性が改善されるとは思えない。

しかし、多くの製造業は機械をずっと稼働させているわけだから、8時間交代と12時間交替では人員に割く割合が全然、異なる。今まで2人ローテで回せていたのに、これが3人になるのだ。つまり、この時点で1.5倍の人員が必要となる。でも、今の経済状態で新規雇用を増やすのは難しい。結局、短気労働者を増やすしかないと。

このように2019年の雇用も改善の見通しどころか、急減する未来しか見えないわけだが、なら、これは文在寅大統領、1人の責任かと問えばそうではないのだ。文在寅大統領が経済的に無能であることは言うまでもないが、今の韓国経済は財閥に搾取されるか、自営業の奴隷となって働くか、それともコンビニやチキン屋を始めるかの3通りしかないのだ。

■最低賃金引き上げ対策は間違っているのか

最低賃金引き上げは確かに最悪な結果をもたらしたことは事実であるが、その政策そのものはタブーにする風潮には賛同できない。なぜなら、全ての韓国人が職を失ったわけではない。所得が大幅に増えた韓国人だって中にはいるわけだ。さらに突っ込めば、所得が増えた韓国人に今月から最低賃金が100円下がったので、給料も下げますといわれたら、やる気をなくすだろう。つまり、最低賃金引き下げなんてことはそう簡単にできないわけだ。あげてしまったものを下げることができない。それが最低賃金だ。でも、あくまでも最低の賃金なのだ。問題はそれすら払えない韓国の自営業や製造業にあるということに韓国人は気付かない。

だから、無駄にコンビニやチキン屋を増やして少ないパイの上で競争する。あるソウルの一角には半径500m以内に24店舗のチキン店があるそうだ。韓国のチキン屋は鳥インフルエンザが流行したり、景気が悪くなったりすると増える傾向にあるのだが、その数は韓国全土で25000店舗。個人の経営するチキン屋も含めたら4万件を超えるそうだ。

一体、どこに原因があるか明らかなのだ。まず、韓国がやることは多すぎるコンビニやチキン屋の整理からである。少ないパイを奪い合い、利潤が少ないから最低賃金も払えない。自営業はバイトを首にして1人や数人の家族で回そうとするわけだが、当然、今度は「過労死」が待っている。

このような悪循環なわけだが、自営業が廃止となって余った土地や店は財閥グループが美味しく格安で頂くので財閥はさらに儲かっているという。だから、財閥は雇用を増やせるわけだ。つまり、周りに回って最低賃金引き上げは財閥優遇政策という逆結果となった。だから、韓国人はいつまでも奴隷から抜け出せない。まさに人生そのものが「チキンゲーム」ということだ。

■今週の韓国市場

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物

10日 2053.79 1126.5 670.39 265.35
11日 2052.97 1130.1 661.01 264.69
12日 2082.57 1128.5 676.48 268.47
13日 2095,55 1123.4 681,78 269.41
14日 2069.38 1130.8 666.34 265.55

今週の韓国市場だが、そこまで大きな変化はない。13日にはかなり上がったのだが、14日は逆に落ちている。ウォンも1130とまだまだ余裕がある。それと外国時売買動向なのだが、管理人が閲覧していた2chの韓国経済のスレの更新が終わってしまっていて、関連ニュースも12月10日から確認できなくなっている。どうしてかわからないが、外国人売買動向についてはそこしか掲載されてないので今回は省略させていただく。そのうち復活するかもしれない。とおもったら、12月23日辺りに復活していた。

以上、今週はこれで終わる。さて、次回は12月23日で今年のメルマガが最終となる。30日は5週目となるのでお休みということになる。なので、2018年の韓国経済の話題を振り返ろうと思うが、おそらく中心は徴用工裁判になると思われる。

12月24日が新日鉄住友金の差し押さえ期限となっているので、その1日前ということになるが、おそらく差し押さえ手続きに入ると思うので、12月22日ぐらいまでの近況を書くことになるだろう。それと、最近は寒いのでくれぐれも体調管理には注意していただきたい。忘年会などで飲食する機会が増えると思うが、しっかり睡眠を取ることも大事だ。

追記:先ほどメルマガ配信を確認すると12月23日が祝日で、その次が12月30日で第5週となったようで、12月は3回の配信だったことに今頃、気付いた。申し訳ない。まさか、2週もお休みだったという。それで、今回はお正月明けての韓国市場の動きについて加筆させていただく。まずは14日以降の市場動向についてだ。

日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物

17日 2071.09 1131.3 661.90 263.8
18日 2062.11 1129.6 659.67 262.5
19日 2078.84 1123.5 672.08 264.6
20日 2060.12 1127.8 668.13 261.3
21日 2061.49 1122.40 673.64 265.06 -2232億

24日 2055.71 1124.20 671.23 264.56 63億
25日 お休み
26日 2028.01 1125.4 665.74 260.98 476億
27日 2028.44 1120.0 667.88 260.56 2389億
28日 2041.03 1115.7 675.64 261.98 2029億
31日 お休み

■2019年1月

01日 お休み
02日 2010.00 1119.00 669.37 258.23 -276億
03日 1993.70 1127.70 657.03 255.77 547億←KOSPI2000割る
04日 2010.25 1124.50 664.49 257.89 -1258億

以上。3週分の市場の動きは上のようになっている。お正月あけて、急にKOSPIが下がったのでウォッチしていたのだが、2000以下になったのは1日だけ。次の日は2010に戻していた。2000割れは韓国経済にとっては避けたいので、ここをなんとか週末で回復させたような感じだ。

来週、どうなるかはわからないが。ダウや日経平均株価も年末、年始と荒れているので管理人は注目していたのだが、韓国のKOSPIの下げはキャピタルフライトが原因なのか。中国経済のリセッション入りが噂されているのが原因かはまだ判断は付かない。でも、しばらく2000を死守してくると考えている。

■今年の挨拶と次回予告

新年あけましておめでとうございます。挨拶が遅れてしまったが、メルマガの方はサイトで特集した記事を時間かけてまとめたり、書いたりしているので、これからも応援して頂けると幸いです。

既にご存じの通り、年末に韓国の軍船が日本の哨戒機にFCレーダー照射をしたことで、日韓対立がさらに激化している。日本側や韓国側の言い分については次回にまとめていくつもりだが、実際、ネットの戦場は日本の防衛省が現場の動画を公開したことで、YOUTUBEに移っている。

韓国側も反論動画を後で出したのだが、その内容は酷いもので、まったく反論にすらなってない。ただのBGMと効果音付けただけ。さらに日本が先に出した動画を加工した映像で、韓国側の映像は10秒足らずという。まあ、お話にならないのだが、それでも韓国側がレーダー照射を認めないだけではなく、まったく謝罪しないのでまだまだこれからも対立は続くと見ている。次回のメルマガで詳しい経緯をまとめるのでお待ち頂きたい。

おかげで年末、年始はこの話題であっという間に時間が過ぎた。それでは、今年も管理人やサイト、メルマガの方をよろしくお願い致します。

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