第355回「韓国の徴用工側が新日鉄の資産の現金化手続きを2月内に開始。日韓外相会談では回答を無視される」
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この先、韓国へ進出すれば難癖を付けられて賠償を要求されてしまう怖れがある。しかも、ソウル市長が日本製の公共機関での使用禁止を訴えている。もっとも、彼はレクサスに乗っているそうだが。このように赤化へ進んでいる韓国は日本企業にいつ牙をむくのか。 また、先週に取り上げたルノーサムスンなどの労働問題もあるので、この先、韓国からよりいっそう、外資の進出や投資が控えられる状況になるかもしれない。
配信日:2019年2月17日
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今週の韓国経済のメルマガは例の徴用工問題について取り上げて行く。残念ながら、回答期限が1週間経過しても、日本政府の動きは見られなかったのだが、韓国側の方は新日鉄の資産の現金化手続きを2月内に開始すると述べている。
また、徴用工裁判で4件目の事例となった不二越に対しても資産差し押さえの仮執行手続きに着手する可能性にも言及しており、このままでは日本企業に明確な損失が出てしまう事態となっている。それなのに韓国政府は何の対応もしない、日本政府の協議要請の回答もしないという。
こうなってしまえば、リスクヘッジとして日本企業は日本政府に頼るよりは韓国撤退の準備をしたほうがいいだろう。日本政府は何もしないことはないにせよ、3月1日までに現金化に着手するだろう。
ただ、この現金化にも数ヶ月ほどかかるそうなので、現金化着手、次の日にお金が手に入るわけではないようだ。そもそも新日鉄の資産の株を購入したところで、何の役にも立たない。上場もしていない。そういう意味では誰が買うのか。興味はある。
でも、新日鉄の資産であることに間違いない。差し押さえられてどこまで困るかは判断できないが。もしかしたら、ポスコは困るかもしれない。ただ、このように韓国内の資産なら、奪われる可能性があるというのは非常に韓国に進出するリスクを考える上で大事な事だと思う。
この先、韓国へ進出すれば難癖を付けられて賠償を要求されてしまう怖れがある。しかも、ソウル市長が日本製の公共機関での使用禁止を訴えている。もっとも、彼はレクサスに乗っているそうだが。このように赤化へ進んでいる韓国は日本企業にいつ牙をむくのか。
また、先週に取り上げたルノーサムスンなどの労働問題もあるので、この先、韓国からよりいっそう、外資の進出や投資が控えられる状況になるかもしれない。
しかも、この徴用工問題が起きた後にも日本の哨戒機へのFCレーダー照射の件がある。さらに、そこに我が国の天皇陛下に対して韓国国会議長が謝罪要求するなど反日全開である。日本人の怒りが収まらないうちに次の燃料を立て続けに投下するのだから、よほど、日本とは縁を切りたいようだ。それなのに、国交断絶は叫ばないんだよな。日本の韓国人旅行者も年々、増えている。
韓国人が何を考えているかは共有の価値観が存在しない以上、理解できないのも無理はないだろう。理解するよりも事実だけ見て判断したほうがいい。そんな中、2月15日、ドイツのミュンヘンで日韓外相会談が開催された。
■日韓外相会談で徴用工問題での韓国側の回答なし
日本の河野外相が韓国の康(カン)京(ギョン)和(ファ)外相と会談して徴用工問題での対応を迫ったわけだが、明確な回答を示さなかったようだ。つまり、会談するだけ無駄ということである。
しかも、この後の河野外相はミュンヘンの安全保障会議で瀬取り監視の継続性を訴えた。日本、米国、イギリス、フランス、カナダなどが協力していることを挙げたのだが、何故か、ここに含まれているはずの韓国の名前がないという。
もっとも、FCレーダー照射の件では韓国と北朝鮮の瀬取り現場を抑えられたための威嚇行動だと見ている日本人が大半である。何もなければ3度の無線に応じないはずもない。瀬取りを取り締まる側のはずの韓国が瀬取りに加担しているという事実。
米国政府がこれをどう見ているかは正確には判断付かないが、最近は韓国政府よりも、韓国の銀行や企業に名指しで北朝鮮支援に動かないように警告している。もはや、韓国政府にほとんど信頼はないと見て良いだろう。同盟国のはずなのだが。
以上。徴用工問題の最新情報をまとめた。実施、日本政府が動くなら、米朝首脳会談後になりそうな感じである。毎日、反日の燃料を投下する韓国に対して、日本政府は経済制裁しろという声がますます高まる中、このまま何もしないでは政権支持率にも影響してくるだろう。
■今週の韓国市場
日付 KOSPI ウォン KOSDAQ 先物 外国人(ウォン)
11日 2180.73 1124.70 733.47 282.10 -575億
12日 2190.47 1123.90 730.58 283.69 -411億
13日 2201.48 1121.70 739.91 284.97 -308億
14日 2225.85 1125.10 742,27 288.68
15日 2196.09 1128.70 738.66 283.98 -1799億
今週の韓国市場だが、KOSPIが一時的に2200台を回復した。しかし、米中貿易交渉の行方懸念から15日は2200以下に落ちている。ただ、KOSPIが気が付くと2200台まで回復していることには驚きを禁じ得ない。やはり、米国の利上げが遠のいたことで、韓国に投資が再び戻っているのか。実際、米国の統計が思ったより悪かったというのもありそうだ。
以上。今週はこれで終わる。次回は米朝首脳会談前ということで、実際、米朝首脳会談でどういうことになるかを予想してみたいとおもう。まあ、多くの日本人はそこまで期待してないとは思うが。