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第9回「どうなる第3次韓国経済危機 1ヶ月過ぎた市場」

第9回「どうなる第3次韓国経済危機 1ヶ月過ぎた市場」

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最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

配信日:2011年9月4日

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)の第9回をお送りする。今週の韓国市場は急上昇しており、1週間の数値だけを見れば絶好調のような感じだった。ダウも日経も少しずつ戻しているので、このままダウが順調に推移すれば、第3次韓国経済危機は回避されると思われる。

元々、貿易依存が9割という韓国経済の歪な構造から生じた経済危機だ。そのアメリカ、世界経済が良くなれば、自然と輸出は拡大して行くと思われる。

ただ、貿易の最新ニュースでは、8月の貿易黒字が8億ドルまで減少したというのがある。まずはこのニュースから知らせていく。では、いつものように今回の記事チャートを貼っておく。

記事チャート

8月の貿易黒字が8億ドルまで減少→今週の市場動向→投資主体別売買外国人の動向→SQ日は来週!→今週の気になる韓国経済ニュース

8月の貿易黒字が8億ドルまで減少

>貿易収支の推移

http://img.yonhapnews.co.kr/etc/graphic/YH/2011/09/01/GYH2011090100020004400_P2.jpg

輸出464億ドルに対し輸入は456億ドルで過去最大
時期要因……8月休暇控え7月に予め輸出「7高8低」

(ソウル=聯合ニュース)コ・ヒョンギュ記者=

先月の貿易収支黒字規模が8億ドル(約613億円)と急減した。1日知識経済部が発表した8月輸出入動向によれば、昨年同月比で輸出は27.1%上がった 464億ドル(約3兆5534億円)、輸入は29.2%増加した456億ドル(約3兆4922億円)と暫定集計された。

これに伴い、貿易収支黒字は8億ドルを記録し、19ヶ月連続で黒字を更新した。だがこれは、72億2千300万ドル(約5532億円)で月間史上最大の黒 字を記録した7月に比べて大きく落ちこんでおり、12億ドル=約919億円(確定分)で過去19ヶ月間で最低だった昨年8月の記録以来最も低い水準だ。地域別では先進国に対する輸出が米国-5.9%、EU-7.0%等と停滞したが、日本(30.9%)の他、ASEAN(26.9%)や中国(16.5%)等の新興国を中心に堅調な成長を持続した。

聯合ニュース。ソースは韓国語なので2CH記事を掲載

8月の最初に起きたアメリカの米国債デフォルト危機、格付引き下げによる、韓国経済危機によって、韓国の貿易黒字が激減している。もちろん、輸出が減少したのは、アメリカ、欧州が中心だ。アジアの方は順調ということらしい。

1ヶ月程度でこれからの予想は難しいのだが、世界経済次第というのが最初にある。そのため、次回は若干上向きになると予測するが、それほど貿易黒字が増えることはなさそうだ。株価も回復してきているので、一時的な下がりということになる。

今週の市場動向

今週(8月29~9月2日)は、KOSPIも回復しており、ウォンもウォン高となっている。KOSDAQも上昇しており、まだ2000台は超えてないもの の、1867までKOSPIを戻している。先週とは全然違い、上昇傾向にあることがわかるだろう。どうなるかわからないが、2000台をピークできるよう になれば、経済危機は去ったといえる。

■ウォンとKOSPI

KOSPI 1829.50 +50.55と上昇。ウォン高 1073.8(韓国経済危機29日)

KOSPI 1,843.82 +14.32 ウォンは1071.6 -2.2(韓国経済危機30日)

KOSPI 1880.11+36.29 ウォンは1069.4(韓国経済危機8月31日)

KOSPI 1880.70 +0.59 ウォンは1061(韓国経済危機9月1日)

KOSPI 1867.25 -12.95 ウォンは1062.9(韓国経済危機2日)

■5営業日のKOSDAQ

483.27 +9.96
488.49 +5.2
493.44 +4.95
490.22 -3.22
494.47 +4.25

KOSDAQもKOSPIが上昇すれば上昇傾向となる。実際、下がる時は一気に下がるのだが。株価の上昇でサムスンやIT関連株もかなり上がっている。これも出しておこう。

8月29日の終値

Samsung 733,300 +7,000
サムスンジョンジャオ 520,000 +2,000
ハイニックス 19,450 +1,500
LG電子 61,500 +4,000
LGディスプレー 21,100 +1,100
サムスンSDI 141,500 +10,500
サムスン電機 65,700 +2,900

9月2日の終値

Samsung 769,000 -2,000
サムスンジョンジャオ 558,000 –1,000
ハイニックス 19,100 -100
LG電子 63,100 -1,800
LGディスプレー 19,950 –500
サムスンSDI 137,500 –500
サムスン電機 65,800 -1,600

投資主体別売買外国人の動向

8月29日 -1,489億
8月30日  1,983億

8月31日. 2,896億

9月01日 10,911億
9月02日 -1,046億

このようにKOSPIが上がれば、関連株も急上昇する。ただ気になるのはサムスン関連株がほとんど変わってないところだ。サムスン自体は上がっているが、 サムスン電機、サムスンSDIは変わってない。サムスンジョンジャオは上がっている。このIT関連株はもう少し見守る必要がありそうだ。

外国人売買動向数は面白い。特に3日間の外国人の買い注文が殺到しているのは仕込みだと思われる。

SQ日は来週!

今月はSQ日(9月の第2金曜日)があるので、注目は9日となっている。来週のメルマガはこのSQ日、先物取引とオプション取引が重なる算出日に注目することになる。

今週の気になる韓国経済ニュース

今の韓国経済危機とは直接的な関連性はないが、第4次経済危機に主に関わるであろうニュースを紹介しておく。実際、このメ ルマガはこのニュースをジャンル別に取り上げるように造ったメルマガなのだが、こうして、突然の経済危機に対応した形となっている。経済危機が回避される 見込みになれば、元に戻していく予定だ。

>[ソウル 29日 ロイター] 韓国の朴宰完(パク・ジェワン)企画財政相は、国内景気の下振れリスクが高まっており、政府は今年の成長率見通しを4.5%から引き下げる必要に迫られる可能性があるとの認識を示した。聯合ニュースを含む現地メディアが29日伝えた。<

韓国経済、韓国政府、成長率見通し引き下げを迫られる可能性=企画財政相

>金融当局は市中銀行に対し、毎月の融資残高の伸び率を前月の家計向け融資残高の0.6%までと定めており、その枠 を使い切った銀行が、融資を拒否するケースが増えている。銀行業界によると、新韓銀行の家計向け融資残高は25日時点で64兆2814億ウォン(約4兆 5700億円)で、前月比0.7%増え、当局のガイ ドラインを超えた。ウリ銀行も同残高が60兆1780億ウォン(約4兆2800億円)となり、伸びが上限に達した。<


韓国経済、当座貸越の延長拒否、銀行が融資引き締め

>8月の消費者物価が5.3%急騰し、3年ぶりに最高値を記録した。農産物と石油類を除いた根源物価指数(※1)だけでも4.0%上昇するなどインフレの非常事態になった。

1日の統計庁によると、8月の消費者物価は昨年同月比で5.3%上がっており、2008年8月の5.6%以来3年ぶりに最も高い上昇率を記録した。前月比 でも0.9%上昇している。庶民生活と密接な関係を持つ「市場バスケット物価」が大きく上がり全体的な物価上昇を招いた。<

韓国経済、消費者物価5.3%↑…インフレ現実化

>今年上半期の財政赤字(※1)規模が19兆ウォン(約1兆3495億円)を超えた。これは今年度抑制目標の赤字額25兆ウォン(約1兆7756億円)の80%に迫る規模だ。

企画財政部は26日、財政状態を現わす指標である「管理対象収支」(※2)が上半期19兆2000億ウォン(約1兆3637億円)の赤字を記録したと発表した。<

韓国経済、財政赤字上半期19兆ウォン……今年度予想の80%超え

二つの記事だけ解説しておくと、当座借越拒否は、消費者金融、カードローン利用を加速させる。すると借金が雪だるま式に増えていくことになる。まだブログでは取り上げてないのだが、このような記事がある。

>キム・ジョンウン(仮名・40)氏は3ヶ月という短い失職期間を2回経る間に生活費として 使うためにしたカード貸出で借金の泥沼に嵌った。キム氏がカード現金サービスを使い始めたのは、昨年初めライブカフェの歌手を辞め3ヶ月間収入がない時 だった。3月にテレマーケターとして就職するまでの3ヶ月間に一ヶ月間隔で4枚のカードで360万ウォンの現金サービスを受けた。

仕事を始めれば簡単に返すことができると考えていたが、200万ウォンにもならない月給で借金を返す余裕はなかなかできず、カード順送りは継続された。キム氏は11月に貯蓄銀行から25%の高利で400万ウォンを借入れカード負債を返した。

だが、今年1月に会社を辞め保険設計士になるまでに、また3ヶ月間収入がない状態が反復され、350万ウォンをさらに借りカード負債は1200万ウォンに 増えた。現金サービス限度はまったくなくなり、150万ウォンと200万ウォンを行き来する月給で借金を返すことは不可能だった。

キム氏の相談に対応した信用回復委のイ・チャンイン首席審査役は「保険設計士は月給の30%が営業費用に回り、1000万ウォンを超えれば所得で返すことは難しい」として、キム氏を事前債務調停者として登録した。<

ハンギョレ・サランバン : ‘カード 順送り’していたら いつのまにか借金だるま

このように韓国ではカードローン利用が増えており、利息が高いために、多重債務に陥り、最後は借金地獄となる。そして、家計債務が年々増加していくという話だ。

もう一つは、韓国の財政赤字が上半期で、すでに目標としていた金額の80%を超えている点だ。これではどう考えても、下半期で25兆ウォン以内におさえることは出来ないので、債務はさらに積み上がっていくことになる。対外債務は4000億ドル間近。

このように物価高、負債増加で確実に第4次韓国経済危機へと向かっている。

以上。今週も市場の動向を追ったわけだが、株価が元に戻り始めているので、9月にどうなるかはアメリカ次第ということになる。来週の予定だが、まずはSQ日に注目する。市場動向、最新ニュースは今週のように知らせたいと思う。

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」のタイトルでお送りする。

ご購読に感謝する。これからも応援のほどを宜しくお願いする。