「第3次韓国経済危機」タグアーカイブ

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」

ae9bc73e21fc79e5dbf9576f7bd4193b_s

配信日:2011年9月11日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

今回のメルマガで第10回目となるわけだが、最近の市場動向は欧州とアメリカの経済によって非常に不安定な状態にある。韓国経済を特集するメルマガなのだが、ダウの動きを無視することができなく、欧州も今週、様々な驚くべき経済ニュースがあった。

そこで今回はまず緊迫している欧州の経済情勢をやっていく。韓国経済に直接的ではないが、これからの動向にアメリカとともに大きく関わって来る。その後、今週の動向、気になる記事を紹介していこう。では、記事のチャートを貼る。

記事のチャート

欧州の危険な動向→経済危機はさったのか→今週の韓国市場→SQ日→気になる韓国経済ニュース

欧州の危険な動向

まずは比較的ユーロ安で安定したと思われていたドイツの情報だ。これには驚いたわけだが、ドイツがいくら順調でも、ユーロ債券を刷ることができないのだ。それはアメリカと同じように上限枠が決まっているため。

>ドイツ政府系の金融機関、復興金融公庫(KfW)のシュローダー最高経営責任者(CEO)は、多くの銀行は資金調達がほとんどできない状態にあると語った。 また、銀行業界の状況は2008年よりもはるかに劇的だとの見解を示した。<

必読!ドイツ : 多くの銀行、資金調達がほとんどできない状態–独政府系金融機関CEO

そのユーロ債券を借金として持っているのがギリシャ。そのギリシャの救済が間に合わないというニュースが飛び込んでくる。ギリシャのCDSスプレッドは 2634bpと、韓国が2008年に経済危機に陥ったときのbpが500ポイントぐらいだった。現在の欧州危機、イタリアとスペインも韓国と同程度になっ ている。

支援が決まってなければとっくにデフォルトしている状態のbpがギリシャである。公務員の削減、国民への負担は上手くいってないようだ。

>ロンドン時間午前11時50分(日本時間午後7時50分)現在、ギリシャ10年債利回りは前日比15ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の19.46%。2年債利回りは123bp上げ51.61%となった。ギリシャ10年債の独10年債に対するスプレッド は10bp拡大し、ユーロ導入後の最大となる1756bpに達した。CMAによれば、ギリシャ国債のCDSスプレッドは84bp上昇し2634bpとなった。<

ギリシャ国債、利回りと保証料が過去最高を記録 追加支援もはや手遅れと悲観

それともう一つ、相次ぐ欧州危機にスイスが動いたニュースも重要だ。無制限の介入制限である。これによって、スイスフランは一気に暴落した。10%近く暴落した。そして、スイスフランを買っていた投資家は凄まじい金額を損失する。

>スイス国立銀行(中央銀行)は6日、ユーロに対する同国通貨スイス・フランの上昇に歯止めをかけるため、1ユーロ=1.20フランの上限目標レートを設定、この水準を達成するまで無制限の介入を実施すると発表した。<

必読!スイス中銀が無制限介入=フラン高阻止、対ユーロで目標設定…スイス銀行砲か

これは余談であるが、一体どれだけの損失が出たのかはこれが参考になる。FXのレバレッジなどを知らないでやることはとて も危険なのでお勧めはしない。しっかりとそうした用語を理解して、投資は自己責任ということを肝に銘じてほしい。また、絶対に路頭に迷うような取引はしな いことだ。実際、スイス政府の無制限介入宣言は取り消されていない。

スイスフラン暴落で市況住人死亡 780万 → マイナス294万 ※この間2日 「ああもう死ぬわ」とコメント | ニュース2ちゃんねる

このように欧州経済の状況は改善どころかより最悪な方向へと向かっている。そして、アメリカも非常に不安定なことがダウを 見ていればすぐにわかる。第3次韓国経済危機は、こうした世界経済情勢が非常に関連してくる。そのために、世界的な経済を見る視点というものが必要になっ てくる。

経済危機は去ったのか

市場を見る前に経済危機は結局、続くのか終わりなのかを判断しないといけないわけだが、実際のところ、動向を追う限りでは去ったとはいえない。結論を出す には早いが、まだまだ市場は不安定であり、アメリカのダウ、欧州経済次第では,韓国経済も一気に悪化する可能性は残されているといえる。

今週の韓国市場

では、今週(9月5日~9月9日)の韓国市場を見ていく。先ほど伝えたようなニュースとダウの動きによって、KOSPIとウォンは大きく揺れ動いた。5日 間の動きを見て欲しい。大きく上がったり、下がったりだが、ウォンはほぼウォン安になっていることが興味深い。9月9はSQとなっている。

9月5日 KOSPI 続落1785.83-81.92 ウォン1068.9

9月6日 KOSPI 1,766.71-19.12 ウォンは1074

9月7日 KOSPI 1833.46 +66.75 1071.6ウォン

9月8日 KOSPI 1846.64 +13.18 1075.1ウォン

9月9日 KOSPI 1,812.93 -33.71 1077ウォン

KOSDAQは下のようになっている。

480.43 -14.04
465.35 -15.08
479.17 +13.82
475.30 -3.87
470.94 -4.36

外国人売買動向

外国人 -3,285億
外国人 -4,287億
外国人 -3,297億
外国人. -304億
外国人 -1,102億

このようになっている。KOSPIは実際に上がっているわけだが、全て外国人は投げ売りしていることがわかるだろう。

SQ日

9月9日はSQ日だったわけだが、まずはSQ日について説明しておく。SQとは、スペシャルクォーテーションとのことで、対象となる平均株価または株価指数に採用された銘柄の取引最終日翌日の値段を指す。先物やオプション取引などにおいて最終決済に用いられる指数のこともいう。

この日には取引量が増えて株価が大きく揺れ動くことが多い。そこで注目されているわけだが、今回のSQ日はそれほど大きな動きはなかった。それは外国人の取引額を見てもわかると思う。

気になる韓国経済ニュース

今週も気になる韓国経済ニュースがいくつかある。家計負債が危険水準。同時に所得増加率がインフレにおいついていない。つまり、スタグフレーションであると見て良いだろう。

>金融監督当局が家計融資抑制の手綱を引いている。先月18日に家計融資を全面中断した銀行が、今月に入り 家計融資窓口を再開しているが敷居を高めている状況だ。住宅を担保にする場合にも株式投資などの目的ならば融資が拒絶されている。また、実需目的であって も所得証明資料を適切に整えない場合は銀行が融資を断る。銀行の後ろで金融監督当局が監視し、可能な限り家計融資をしないようにとしているためだ。 金融監督当局がこのような強力な措置を取っているのは、家計融資が危険水位に到達したと判断しているからだ。

韓国経済、家計負債危険水位に……第2四半期の所得増加率はどれくらい?

次の韓国の都市銀行、実質金利引き上げのニュースも負債に関連するわけだが、問題は融資を受けにくくすれば、カードの負債が増加するということだ。そし て、カードの融資をしているのは大手の銀行。外資が支配している韓国銀行だ。つまり、これでは家計負債の増加は避けられない。

>都市銀行が家計融資の実質金利を引き上げている。これに伴い、都市銀行が家計融資抑制策で減った収益を実 質金利を上げて保全しようとしているのではないかとの指摘が出ている。 4日の金融圏によると、公式に新韓銀行がマイナス融資(※1)金利を0.5%、ウリ銀行が固定金利の利率を0.2%引き上げると明らかにした。<

韓国経済、銀行の家計融資、実質金利引き上げラッシュ

後は不動産バブルが絶賛崩壊を示唆しているニュースがある。韓国の独自の制度なので日本人には理解しにくい。何でこんな制度が運営されているのか。どうやら韓国では不動産も投資対象と見ているようだ。

>伝貰(チョンセ=高額の保証金を預ければ、その運用益で家賃負担が不要となる韓国独特の賃貸制度)の保証金の上昇率が、過去10年間で最高を記録した。韓国政府公認の住宅価格調査機関、国民銀行不動産研究所が2日発表した8月の全国住宅価格動向によると、伝貰保証金は先月、全国平均で1.1%上 昇した。8月としては、2001年(2.5%)以来の高い上昇となり、調査が始まった1986年以来の8月の平均上昇率(0.5%)をはるかに上回った。< 韓国経済、住宅保証金、過去10年で最大の上昇

以上。今週もかなり盛りだくさんの内容だった。他にも色々なニュースがあるので、メルマガだけではなくブログの方も閲覧もよろしくお願いする。最後にここ10日の営業日を簡単に分析した記事のURLをはっておく。

KOSPI 1,812.93 -33.71 1077ウォン(韓国経済危機9日目)

さて、来週のメルマガの内容だが、市場の動向はそのまま追うとして、韓国FTAの方をやると述べていて延期になっていたのがあるのでFTAをまとめていくつもりだ。

ご購読に深く感謝する。これからも応援のほどを宜しくお願いする。

第9回「どうなる第3次韓国経済危機 1ヶ月過ぎた市場」

第9回「どうなる第3次韓国経済危機 1ヶ月過ぎた市場」

952b4e1430749fd81feb8045ae542cf8_s

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

配信日:2011年9月4日

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)の第9回をお送りする。今週の韓国市場は急上昇しており、1週間の数値だけを見れば絶好調のような感じだった。ダウも日経も少しずつ戻しているので、このままダウが順調に推移すれば、第3次韓国経済危機は回避されると思われる。

元々、貿易依存が9割という韓国経済の歪な構造から生じた経済危機だ。そのアメリカ、世界経済が良くなれば、自然と輸出は拡大して行くと思われる。

ただ、貿易の最新ニュースでは、8月の貿易黒字が8億ドルまで減少したというのがある。まずはこのニュースから知らせていく。では、いつものように今回の記事チャートを貼っておく。

記事チャート

8月の貿易黒字が8億ドルまで減少→今週の市場動向→投資主体別売買外国人の動向→SQ日は来週!→今週の気になる韓国経済ニュース

8月の貿易黒字が8億ドルまで減少

>貿易収支の推移

http://img.yonhapnews.co.kr/etc/graphic/YH/2011/09/01/GYH2011090100020004400_P2.jpg

輸出464億ドルに対し輸入は456億ドルで過去最大
時期要因……8月休暇控え7月に予め輸出「7高8低」

(ソウル=聯合ニュース)コ・ヒョンギュ記者=

先月の貿易収支黒字規模が8億ドル(約613億円)と急減した。1日知識経済部が発表した8月輸出入動向によれば、昨年同月比で輸出は27.1%上がった 464億ドル(約3兆5534億円)、輸入は29.2%増加した456億ドル(約3兆4922億円)と暫定集計された。

これに伴い、貿易収支黒字は8億ドルを記録し、19ヶ月連続で黒字を更新した。だがこれは、72億2千300万ドル(約5532億円)で月間史上最大の黒 字を記録した7月に比べて大きく落ちこんでおり、12億ドル=約919億円(確定分)で過去19ヶ月間で最低だった昨年8月の記録以来最も低い水準だ。地域別では先進国に対する輸出が米国-5.9%、EU-7.0%等と停滞したが、日本(30.9%)の他、ASEAN(26.9%)や中国(16.5%)等の新興国を中心に堅調な成長を持続した。

聯合ニュース。ソースは韓国語なので2CH記事を掲載

8月の最初に起きたアメリカの米国債デフォルト危機、格付引き下げによる、韓国経済危機によって、韓国の貿易黒字が激減している。もちろん、輸出が減少したのは、アメリカ、欧州が中心だ。アジアの方は順調ということらしい。

1ヶ月程度でこれからの予想は難しいのだが、世界経済次第というのが最初にある。そのため、次回は若干上向きになると予測するが、それほど貿易黒字が増えることはなさそうだ。株価も回復してきているので、一時的な下がりということになる。

今週の市場動向

今週(8月29~9月2日)は、KOSPIも回復しており、ウォンもウォン高となっている。KOSDAQも上昇しており、まだ2000台は超えてないもの の、1867までKOSPIを戻している。先週とは全然違い、上昇傾向にあることがわかるだろう。どうなるかわからないが、2000台をピークできるよう になれば、経済危機は去ったといえる。

■ウォンとKOSPI

KOSPI 1829.50 +50.55と上昇。ウォン高 1073.8(韓国経済危機29日)

KOSPI 1,843.82 +14.32 ウォンは1071.6 -2.2(韓国経済危機30日)

KOSPI 1880.11+36.29 ウォンは1069.4(韓国経済危機8月31日)

KOSPI 1880.70 +0.59 ウォンは1061(韓国経済危機9月1日)

KOSPI 1867.25 -12.95 ウォンは1062.9(韓国経済危機2日)

■5営業日のKOSDAQ

483.27 +9.96
488.49 +5.2
493.44 +4.95
490.22 -3.22
494.47 +4.25

KOSDAQもKOSPIが上昇すれば上昇傾向となる。実際、下がる時は一気に下がるのだが。株価の上昇でサムスンやIT関連株もかなり上がっている。これも出しておこう。

8月29日の終値

Samsung 733,300 +7,000
サムスンジョンジャオ 520,000 +2,000
ハイニックス 19,450 +1,500
LG電子 61,500 +4,000
LGディスプレー 21,100 +1,100
サムスンSDI 141,500 +10,500
サムスン電機 65,700 +2,900

9月2日の終値

Samsung 769,000 -2,000
サムスンジョンジャオ 558,000 –1,000
ハイニックス 19,100 -100
LG電子 63,100 -1,800
LGディスプレー 19,950 –500
サムスンSDI 137,500 –500
サムスン電機 65,800 -1,600

投資主体別売買外国人の動向

8月29日 -1,489億
8月30日  1,983億

8月31日. 2,896億

9月01日 10,911億
9月02日 -1,046億

このようにKOSPIが上がれば、関連株も急上昇する。ただ気になるのはサムスン関連株がほとんど変わってないところだ。サムスン自体は上がっているが、 サムスン電機、サムスンSDIは変わってない。サムスンジョンジャオは上がっている。このIT関連株はもう少し見守る必要がありそうだ。

外国人売買動向数は面白い。特に3日間の外国人の買い注文が殺到しているのは仕込みだと思われる。

SQ日は来週!

今月はSQ日(9月の第2金曜日)があるので、注目は9日となっている。来週のメルマガはこのSQ日、先物取引とオプション取引が重なる算出日に注目することになる。

今週の気になる韓国経済ニュース

今の韓国経済危機とは直接的な関連性はないが、第4次経済危機に主に関わるであろうニュースを紹介しておく。実際、このメ ルマガはこのニュースをジャンル別に取り上げるように造ったメルマガなのだが、こうして、突然の経済危機に対応した形となっている。経済危機が回避される 見込みになれば、元に戻していく予定だ。

>[ソウル 29日 ロイター] 韓国の朴宰完(パク・ジェワン)企画財政相は、国内景気の下振れリスクが高まっており、政府は今年の成長率見通しを4.5%から引き下げる必要に迫られる可能性があるとの認識を示した。聯合ニュースを含む現地メディアが29日伝えた。<

韓国経済、韓国政府、成長率見通し引き下げを迫られる可能性=企画財政相

>金融当局は市中銀行に対し、毎月の融資残高の伸び率を前月の家計向け融資残高の0.6%までと定めており、その枠 を使い切った銀行が、融資を拒否するケースが増えている。銀行業界によると、新韓銀行の家計向け融資残高は25日時点で64兆2814億ウォン(約4兆 5700億円)で、前月比0.7%増え、当局のガイ ドラインを超えた。ウリ銀行も同残高が60兆1780億ウォン(約4兆2800億円)となり、伸びが上限に達した。<


韓国経済、当座貸越の延長拒否、銀行が融資引き締め

>8月の消費者物価が5.3%急騰し、3年ぶりに最高値を記録した。農産物と石油類を除いた根源物価指数(※1)だけでも4.0%上昇するなどインフレの非常事態になった。

1日の統計庁によると、8月の消費者物価は昨年同月比で5.3%上がっており、2008年8月の5.6%以来3年ぶりに最も高い上昇率を記録した。前月比 でも0.9%上昇している。庶民生活と密接な関係を持つ「市場バスケット物価」が大きく上がり全体的な物価上昇を招いた。<

韓国経済、消費者物価5.3%↑…インフレ現実化

>今年上半期の財政赤字(※1)規模が19兆ウォン(約1兆3495億円)を超えた。これは今年度抑制目標の赤字額25兆ウォン(約1兆7756億円)の80%に迫る規模だ。

企画財政部は26日、財政状態を現わす指標である「管理対象収支」(※2)が上半期19兆2000億ウォン(約1兆3637億円)の赤字を記録したと発表した。<

韓国経済、財政赤字上半期19兆ウォン……今年度予想の80%超え

二つの記事だけ解説しておくと、当座借越拒否は、消費者金融、カードローン利用を加速させる。すると借金が雪だるま式に増えていくことになる。まだブログでは取り上げてないのだが、このような記事がある。

>キム・ジョンウン(仮名・40)氏は3ヶ月という短い失職期間を2回経る間に生活費として 使うためにしたカード貸出で借金の泥沼に嵌った。キム氏がカード現金サービスを使い始めたのは、昨年初めライブカフェの歌手を辞め3ヶ月間収入がない時 だった。3月にテレマーケターとして就職するまでの3ヶ月間に一ヶ月間隔で4枚のカードで360万ウォンの現金サービスを受けた。

仕事を始めれば簡単に返すことができると考えていたが、200万ウォンにもならない月給で借金を返す余裕はなかなかできず、カード順送りは継続された。キム氏は11月に貯蓄銀行から25%の高利で400万ウォンを借入れカード負債を返した。

だが、今年1月に会社を辞め保険設計士になるまでに、また3ヶ月間収入がない状態が反復され、350万ウォンをさらに借りカード負債は1200万ウォンに 増えた。現金サービス限度はまったくなくなり、150万ウォンと200万ウォンを行き来する月給で借金を返すことは不可能だった。

キム氏の相談に対応した信用回復委のイ・チャンイン首席審査役は「保険設計士は月給の30%が営業費用に回り、1000万ウォンを超えれば所得で返すことは難しい」として、キム氏を事前債務調停者として登録した。<

ハンギョレ・サランバン : ‘カード 順送り’していたら いつのまにか借金だるま

このように韓国ではカードローン利用が増えており、利息が高いために、多重債務に陥り、最後は借金地獄となる。そして、家計債務が年々増加していくという話だ。

もう一つは、韓国の財政赤字が上半期で、すでに目標としていた金額の80%を超えている点だ。これではどう考えても、下半期で25兆ウォン以内におさえることは出来ないので、債務はさらに積み上がっていくことになる。対外債務は4000億ドル間近。

このように物価高、負債増加で確実に第4次韓国経済危機へと向かっている。

以上。今週も市場の動向を追ったわけだが、株価が元に戻り始めているので、9月にどうなるかはアメリカ次第ということになる。来週の予定だが、まずはSQ日に注目する。市場動向、最新ニュースは今週のように知らせたいと思う。

第10回「どうなるSQ日 第3次韓国経済危機は去ったのか」のタイトルでお送りする。

ご購読に感謝する。これからも応援のほどを宜しくお願いする。

第7回「勃発!第3次韓国経済危機」

第7回「勃発!第3次韓国経済危機」

c722438242d4d97a0fe301974ee677d3_s

配信日:2011年8月21日

最新情報は→2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)の第7回のメルマガは、突然起きた「第3次韓国経済危機」を特集して行く。まさに「週間」という名のタイトルに相応しく、なるべく最新情報を紹 介していくつもりだ。では、今回もいつものように記事のチャートを最初に出しておこう。

記事のチャート

第3次韓国経済危機の発端→なぜ、第3次韓国経済危機と考えるのか?→これまで市場動向→Googleがモトローラ買収で、IT関連株が急落

第3次韓国経済危機の発端

これについてはアメリカの財政危機から始まったデフォルト危機である。リーマン・ショック以後、アメリカは大量の米国債を刷っていた。だが、アメリカの法 律では債務の上限枠が定められており、それを超える債務は法律を改正しない限り、借金ができないことになり、米国債デフォルト(債務不履行)危機が噂され た。

具体的には、債務の上限枠を増やす法案が通らなければ、8月2日以降の借入は不可能と米財務省が提言した。まさにタイムリミットが迫っていた。

しかし、世界の見方はそれほど悲観的ではなく、いくらアメリカでもデフォルトはしない、回避されるだろうという情勢が強かった。管理人もデフォルト回避を すると思っていたので、たまにブログで取り上げるがそれほど危険視はしていなかったし、デフォルトも回避されたことは知っているだろう。

なら、なぜこれほど世界は同時株安になっているかである。

投資家にとって、デフォルトは回避されたが懸念材料があった。それが米国債の格付けである。8月6日、S&Pが初めて、米国債の格付けを「AAA」から「AA+」に格下げした。

特に三大格付会社、S&P、Moody’s、フィッチの格付は重要とされていて、1997年のアジア通貨危機も格下げが一つの原因だった。具 体的には、格付会社Moody’sが、韓国の格付けをA1からA3まで落とし、同年の11月にはさらにBaa2にまで格を落とした事で、すでに落ち込んで いた韓国の証券取引市場を更に冷え込ませて、韓国経済を経済危機に陥らせたわけだ。こうして韓国はIMF行きとなった。

管理人が韓国経済で格付に注目していたのはこうした理由からで、格付の読み方も第2次韓国経済危機の初期に説明しているのがわかるだろう。

このように米国債の格付けが格下げされたことでダウは大暴落して世界同時株安(8月19日の朝もダウは大暴落)が今も続いているということだ。それから、 大暴落したり、大反発したりと、ダウは非常に不安定で、そのダウに影響されて、日経を始め、世界中の株価が影響を受けているのが、今の状態である。

しかし、いくら強い影響を受けたからといって、日本は経済危機にはなってない。アメリカも経済危機ではない。ヨーロッパも、イタリアやスペインはヤバイ が、それはアメリカのデフォルト危機からとは別の理由だ。だが、一国だけ、アメリカのデフォルト危機の影響を受けて「経済危機」になっている国がある。そ う、それが「韓国」なのだ。

なぜ、第3次韓国経済危機と考えるのか?

さて、ようやく本題にはいるわけだが、なぜ、韓国だけが経済危機と見なしているのかだ。さっき述べた通りアメリカはデフォルトしていない。なので、最初は 管理人も、一時的な経済ショックで、そのうち持ち直すだろうし、経済危機にまで至らないという見方をしていた。しかし、どうやら韓国政府はそうは見ていな いのだ。まずは列記しておこう。

第3次韓国経済経済危機と思われる状況

1.KOSPIが10日間で25%下落
2.韓国政府の空売り禁止(3ヶ月間)
3.年金でのKOSPI買い支え(4日間で1兆ウォン。さらに4兆ウォン)
4.KOSDAQ、サーキットブレーカーの発動
5.通貨スワップ協定の再締結を急がせる記事
6.外国人投資家、9営業日で約6兆ウォンの投げ売り
7.外債がGDPの40%に迫る。短期外債は38%の1467億ドル
8.対外依存度(3011年1~3月)で輸出入の占める割合は110.1%
9.外貨流動性の危機
10.外国人、連日KOSPI投げ売りでウォン安の恐怖!

以上の10つとなっている。全部ソース付きで説明していると長くなる。特に管理人が注目しているのが、KOSPIの年金での買い支えと、空売り禁止、通貨 スワップの再締結を急がせる記事だ。これは全て外貨流動性の危機、すわなちドル不足に関わって来る。こんな感じの図を思い浮かべて頂くと良い。

ヘッジファンド、韓国の株を大量に空売り、債券投げ売り→そして手に入れたウォンをドルにかえる→ウォン 安。KOSPI暴落!→韓国政府は空売り禁止を発動!年金でKOSPIの買い支え→外国人、空売り禁止されたので買い戻しもできなく、そのまま投げ売 り!→韓国政府、金融安定基金創設へ。

これがアメリカのドルが下がるはずなのに、ウォン安になっている理由だ。KOSPI、KOSDAQへの上場企業の株を投げ売りすることで、ウォンを手に入れて、ドルに戻している。

これまでの市場動向(1ヶ月、7月19日~8月19日)

ウォン

1060ウォンが1087ウォンと27ウォンほどウォン安である。

USDKRW (+1.27%) – U.S. Dollar / Korean Won 1:1 – Stooq

KOSPI

^KOSPI (-6.22%) – KOSPI Index – South Korea – Stooq

KOSPIは2150台、7月19日にはあったのだが、現在は1744と大幅に下がっている。しかも、ちょうど下がるのが8月2日からだ。25%(1684.6)ほど下がったのは8月11日ぐらいで、そのあと、少しは盛り返している。

KOSDAQ

KOSDAQについては、サーキットブレーカーが久しぶりに発動している。ようは売られすぎて、一時的な相場を冷やすために取引停止になったわけだ。残念ながらチャートが見当たらない。

Googleがモトローラ買収で、IT関連株が急落

最後にもう一つ注目したいのが、韓国IT関連株が、Googleがモトローラを125億ドルで買収したことで急落している。サムスンを始めとするIT関連株が急落しているのがここ最近の動きだ。サムスンの株価なども最近、ウォッチ対象リストに入れたので、近況は来週のメルマガで知らせたい。

以上。今回も盛りだくさんの内容であったが、管理人が準備をしていくよりも早く、第3次韓国経済危機が訪れたので、メルマガの内容はそれに合わせて大幅に変更している。

次回も、この韓国経済危機の最新動向を追いながら、気になるニュースをまとめていく予定だが、この経済危機がいつまで続くのか。大体3ヶ月ぐらいで何か見通しが示せると考えている。

第8回「第3次韓国経済危機 サムスン、IT関連株価大暴落」の予定。

ご購読に感謝する。これからも愛読をよろしくお願いする。